易経 繋辞下伝を読み解く 第二章 三

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

刳木爲舟。たわめる木爲楫。舟楫之利。以濟不通。致遠以利天下。蓋取諸渙。服牛乘馬。引重致遠。以利天下。蓋取諸隨。重門撃柝。以待暴客。蓋取諸豫。○木を刳(えぐ)り…

易経 繋辞下伝を読み解く 第二章 二

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

日中爲市。致天下之民。聚天下之貨。交易而退。各得其所。蓋取噬嗑。神農氏沒。黄帝堯舜氏作。通其變。使民不倦。神而化之。使民宜之。易窮則變。變則通。通則久。是以自…

易経 繋辞下伝を読み解く 第二章

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

古者包犠氏之王天下也。仰則觀象於天。俯則觀法於地。觀鳥獸之文。與地之宜。近取諸身。遠取諸物。於是始作八卦。以通神明之德。以類萬物之情。○古者(いにしえ)包(ほ…

易経 繋辞下伝を読み解く 第一章 二

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

夫乾確然示人易矣。夫坤たい然示人簡矣。爻也者效此者也。象也者像此者也。爻象動乎内。吉凶見乎外。功業見乎變。聖人之情見乎辭。○夫れ乾は、確(かく)然(ぜん)とし…

易経 繋辞下伝を読み解く 第一章

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

八卦成列。象在其中矣。因而重之。爻在其中矣。剛柔相推。變在其中矣。繋辭焉而命之。動在其中矣。吉凶悔吝者。生乎動者也。剛柔者。立本者也。變通者。趣時者也。○八卦…

易経 繋辞上伝を読み解く 第十二章 三

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

 聖人と称される伏羲は、陽と陰が交わって八卦や六十四卦に発展していく原理を発見して、天地人の道が幽玄で奥深いことを観察した。そして、天地人の道が幽玄で奥深いこ…

易経 繋辞上伝を読み解く 第十二章 二

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

乾坤其易之縕耶。乾坤成列。而易立乎其中矣。乾坤毀則无以見易。易不可見。則乾坤或幾乎息矣。○乾坤は其れ易の縕(うん)か。乾坤、列を成して、易、其中に立つ。乾坤毀…

易経 繋辞上伝を読み解く 第十二章 一

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

易曰。自天祐之。吉无不利。子曰。祐者助也。天之所助者順也。人之所助者信也。履信思乎順。又以尚賢也。是以自天祐之。吉无不利也。○易に曰く、天より之を祐(たす)く…

易経 繋辞上伝を読み解く 第十一章 三

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

是故。易有太極。是生兩儀。兩儀生四象。四象生八卦。八卦定吉凶。吉凶生大業。○是(こ)の故に、易に太極有り、是れ兩(りよう)儀(ぎ)を生ず。兩儀、四(し)象(し…

易経 繋辞上伝を読み解く 第十一章 二

易経 繋辞伝(上下)を読み解く

是以明于天之道。而察于民之故。是興神物。以前民用。聖人以此斎戒。以神明其徳夫。○是(ここ)を以て、天の道に明らかにして、民の故(こと)に察(あきら)かなり。是…