山縣大弐著 柳子新論 川浦玄智訳注 現代語訳 その四十
則(すなわ)ち闇(やみ)者(しや)は益(ます)〃(ます)闇(やみ)に、愚(ぐ)者(しや)は益(ます)〃(ます)愚(ぐ)にして、亡(ほろ)びんこと旦(たん)夕…
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則(すなわ)ち闇(やみ)者(しや)は益(ます)〃(ます)闇(やみ)に、愚(ぐ)者(しや)は益(ます)〃(ます)愚(ぐ)にして、亡(ほろ)びんこと旦(たん)夕…
富強第十三【この篇、為政者たる者は国民をしてまず生活の安定を得させなくてはならない。そうしたならば兵はおのずから強くなる。しかるに今や国民の窮乏は甚だしく、民…
さきに湯(とう)武(ぶ)をして志(こころざし)いたづらにその害を除くにあり、而(しか)してその利を興(おこ)すに心なからしめんか。これまた争(そう)奪(だつ…
これ皆(みな)以(もつ)てその富(ふう)貴(き)を求め、その福(ふく)祿(ろく)を干(もと)め、その心(しん)志(し)を安(やす)んじ、その耳(じ)目(もく…
利害第十二【この篇、政治の要は国民のために利を興し害を除くにある。利を興すには文教を盛んにする必要があり、害を除くには刑罰が大切である。しかし鎌倉以降は刑罰だ…
五(ご)者(しや)は皆天下のことを害し、而(しか)して財これが爲(ため)に通ぜず、貨これが爲(ため)に足らず、豈(あ)に禁ぜざるべけんや。切に望むらくは、公…
故(ゆえ)に士(し)庶(しよ)人(じん)の贄(し)、或(あるい)は一家の產(さん)を破り、卿(けい)大(たい)夫(ふ)の贈(おくりもの)、率(おおむ)ね一(…
且(か)つその農を治むる者、豈(あ)に田は必ず百(ひやく)畝(せ)、税は必ず什(じゆう)の一にして、而(しか)して後(あと)に薄(はく)とせんや。叔(しゆく…
故(ゆえ)に士の秩(ちつ)祿(ろく)ある者も、身を終(お)ふるまでその美を服すること能(あた)はず。而(しか)して累(るい)世(せい)その精を用(もち)ふる…
通貨第十一【この篇、農民の税を軽くして農事を勧(すす)め、富(ふ)商(しよう)が金にあかせてぜいたくな生活をしているのを厳禁し、官を売買したり賄(わい)賂(ろ…