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令和五年冬至占(令和六年を予測する)の八つの占題 その五

八.日本(自分の居住地)に自然災害が発生するかどうか。

 ○白倉信司研究所長

 十七.澤雷随 ☱☳ 六三 本卦
 四九.澤火革 ☱☲ 九三 之卦
 五三.風山漸 ☴☶ 六四 互卦

 澤雷随☱☳の上卦兌☱を天と見立て、下卦震☳を地(大地)と見立てると、天上には澤の水が在り、大地は雷が轟き震動する。すなわち地震が起こる可能性があるが、互体二三四爻の艮☶には「停止、制止、休止、中止、廃止、拒絶、退く、滞る」という意味があるので、被害は少ない。また、互体三四五爻の巽☴には「風が入り込む」という意味があるので、下卦震☳の雷と相まって台風による災害が考えられるが、互体二三四爻は艮☶(止まる)なので被害は少ない。
 六三の陰陽反転すると之卦の澤火革☱☲となる。下卦離☲には「爆発、激しい、焦燥、争う」という意味があるので、北朝鮮によるミサイル誤爆、騒乱、内乱などの人災が起こる可能性もある。
 物事の本質を示す互卦は風山漸☴☶である。上卦巽☴には「風が入り込む」という意味があるので、台風による被害の可能性があるが、下卦艮☶(止まる)なので、被害は少ないと判断できる。
 以上のことから、日本(わたしが居住する山梨県甲府市)においては自然災害が発生しても被害はほとんどないと判断できる。