易経 繋辞下伝を読み解く 第十二章 一
十二章 夫乾。天下之至健也。德行恆易以知險。夫坤。天下之至順也。德行恆簡以知阻。○夫(そ)れ乾は天下の至(し)健(けん)也。徳行は恒に易(い)にして以て険を知…
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十二章 夫乾。天下之至健也。德行恆易以知險。夫坤。天下之至順也。德行恆簡以知阻。○夫(そ)れ乾は天下の至(し)健(けん)也。徳行は恒に易(い)にして以て険を知…
十一章 易之興也。其當殷之末世周之盛德邪。當文王與紂之事邪。是故其辞危。○易の興るや、其れ殷の末世・周の盛徳に当たるか。文王と紂との事に当たるか。是(こ)の故…
第十章 易之爲書也。廣大悉備。有天道焉。有人道焉。有地道焉。兼三材而兩之。故六。六者非它也。三材之道也。○易の書たるや、広大にして悉(ことごと)く備わる。天道…
二與四。同功而異位。其善不同。二多譽。四多懼。近也。柔之爲道。不利遠者。其要无咎。其用柔中也。○二と四とは功を同じくして位を異にする。其の善、同じからず。二は…
第九章 易之爲書也。原始要終。以爲質也。六爻相雜。唯其時物也。○易の書たるや、初めを原(たず)ね終わりを要(もと)め、以て質と為すなり。六(りく)爻(こう)相…
第八章 易之爲書也不可遠。爲道也しばしば遷。變動不居。周流六虚。上下无常。剛柔相易。不可爲典要。唯變所適。○易の書たるや遠ざく可からず。道たるや屡(しば)々(…
益長裕而不設。困窮而通。井居其所而遷。巽稱而隱。○益は長く裕(ゆた)かにして設けず。困は窮まりて通ず。井は其の所に居りて遷る。巽は称(はか)りて隠る。 風雷益…
第七章 易之興也。其於中古乎。作易者其有憂患乎。○易のるや、其れ中古に於(おい)てするか。易を作る者は、其れ憂患有るか。 易の書が今に伝わる形となったのは、今…
第六章 子曰。乾坤其易之門邪。乾陽物也。坤陰物也。陰陽合德剛柔有體。以體天地之撰。以通神明之德。其稱名也雜而不越。於稽其類。其衰世之意邪。○子曰く、乾坤は其れ…
子曰。顔氏之子。其殆庶幾乎。有不善。未嘗不知。知之未嘗復行也。易曰。不遠復。无祇悔。元吉。○子曰く、顔氏の子は、其れ殆(ほとん)ど庶(ち)幾(か)からんか。不…