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自滅する日本の占筮日記1

・十二月一日日曜日
 四時に起床。今日も混乱が治まらず自滅し続ける日本の政治。
 そんな中で自滅し続ける日本の本日の運勢を占筮したところ天山遯☰☶五爻が出た。日本をなめるな!参政党がんばれ!
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○遯は亨る。小は貞しきに利し。
▼遯は陰(小人・衰運・悪=お馬鹿な日本政府・国賊石破政権)の勢いがだんだん盛んになって、最早その勢いを抑制することができない時である。陽(盛運・善)の君子(善良な国民)は隠遁して道を全うするしかない。今は大きな事業に取り組んではならない。小さな事業に取り組む場合は、正しい道(道德)を固く守れば(小人の害悪に影響されなければ)、事をうまく運ぶことができる。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○九五。嘉く遯る。貞にして吉。
▼剛健中正の九五(今上陛下)は遁れ退く時のトップとして柔順中正の六二(善良な国民)と相応じている。小人(お馬鹿な日本政府・国賊石破政権)の勢いがどんどん伸びて君子が隠遁を余儀なくされる遯の時に中り、六二と力を合わせて人事を尽くし、天命に順って、嘉く(美しく)隠遁する。その隠遁の仕方は正しく、遁れ退く遯の時宜に適っているので、吉祥を招き寄せる。
 また荀子は「善く易を為むる者は占わず」と言っていることから、陰陽消長の循環の原理を当て嵌めて自滅し続ける日本の政治を予測していくこととする。まずは陰陽消長の循環の原理について説明する。
 全て陽爻で成る「乾為天☰☰」を上限として、全て陰爻でなる「坤為地☷☷」を下限とした場合、上限☰☰から下限☷☷に至るまでの循環を、陰爻が下から長じていき下限に到達する(☰☴→☰☶→☰☷→☴☷→☶☷→☷☷)と考え、下限か☷☷ら上限☰☰に至るまでの循環を、陽爻が下から長じていき上限に到達する(☷☳→☷☱→☷☰→☳☰→☱☰)と考える。
 地雷復 ☷☳ 十二月下旬から一月下旬  冬至 上り始め
 地澤臨 ☷☱ 一月下旬から二月下旬   立春を経て盛運へ
 地天泰 ☷☰ 二月下旬から三月下旬   春分に至る安定期
 雷天大壮☳☰ 三月下旬から四月下旬   春分を経て大盛運へ
 澤天夬 ☱☰ 四月下旬から五月下旬   小満に至る決する時
 乾為天 ☰☰ 五月下旬から六月下旬   夏至に向かう大盛運
 天風姤 ☰☴ 六月下旬から七月下旬   夏至 下り始め
 天山遯 ☰☶ 七月下旬から八月下旬   大暑を経て大衰運へ
 天地否 ☰☷ 八月下旬から九月下旬   秋分に至る閉塞期
 風地観 ☴☷ 九月下旬から十月下旬   秋分 国の光を観る
 山地剝 ☶☷ 十月下旬から十一月下旬  小雪に至るドン底
 坤為地 ☷☷ 十一月下旬から十二月下旬 冬至に至る準備段階
 以上が陰陽消長の循環の原理である。現在の日本社会は上限☰☰から下限☷☷に至る下りの流れ(衰退する運命)の中で天地否の五爻に位置しているとわたしは見ている。
 まず、天地否とはどういう時なのか、卦辞・彖辞から読み取ってみる。
○之を否ぐは人に匪ず。君子の貞に利しからず。大往き小來る。
▼否は上下君臣(政府・マスメディア・経済界等の利害と国民の利害が)交わることなく閉塞する時。人間社会においては、あらゆる事象が閉塞する否の時は人の道に反することが横行闊歩する(現在の日本社会の状況である)。君子(正しい考えを持っている人)が正しい道を固く守っても衰運の真っ只中に在るので、この閉塞状態をどうすることもできない。天(君主・トップ=政府・マスメディア・経済界等)は上(外)に在り、地(臣下・臣民・民・部下=国民)は下(内)に在る。天地陰陽(上下君臣・上司と部下・夫婦・親子等あらゆる関係)交わることなくあらゆる事象が閉塞するのである。
 以上であるが、まさしく今の日本社会を現している。