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易占徒然日記 73

・八月二十三日金曜日
 四時に起床した。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ火風鼎☲☴四爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○鼎は元吉、亨る。
▼鼎(食物を煮炊きする器。上爻を鉉、五爻を耳、四三二爻を器、初爻を足とする)に食物(易経の教え)を入れ煮炊き(独自の解釈を)すれば食物の性質は刷新して素晴らしい料理(易経の解釈)になるように、変革後の組織や社会の制度を刷新して(革を引き継ぎ)、より善い組織や社会の制度を構築するのが鼎の時である。文明(上卦離)的な六五の天子(トップ=易経の先生)と巽順(下卦巽)な賢臣九二(弟子)が相応じて、鼎で新しい料理を煮炊きする(易経の解釈を考える)ように、君臣協力して、組織や社会の制度を刷新し、より善い組織や社会の制度を構築するから大いに宜しきを得て幸運を招き寄せる。何事もすらすら通る(新しい解釈によって易経が現代に活かされる)のである。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○九四。鼎、足を折る。公の餗を覆す。其形渥たり。凶。
▼九四の大臣(側近=今日のわたし)は不中正で才能なく道徳性も欠けている。応じる初六を任用して事に当たる。初六は積極的に活動して手柄を立てるが、大臣九四(わたし)の失策により(或いは初六は柔弱な小人なので九四が命ずる大任に耐えられなくてと云う解釈もある)、時間をかけて調理した美味しい料理(新しい社会制度=独自の解釈で書き上げた易経の原稿)が入った鼎の足が折れて(ノートパソコンが壊れて)、天子(トップ)が用いる公の料理をひっくり返す(新しい組織や社会の制度を啓蒙しようとするが宣伝不足で民衆に支持されない)ような大失態を演じる。九四の大臣は恥じ入り赤面して大汗を流すが、天子(トップ)は激怒して九四を重い刑に処する。九四は取り返しのつかない事態に陥るのである(陥らないように気を付けよう)。
 さて今日は九十を超えて元気なお袋を送迎するため、総合病院に同行する。待ち時間を活用して「みんなの易経」を執筆。病院の待ち時間は他にやることがないので、執筆がすこぶるはかどった。昼前に帰宅して昼食を頂きしばし昼寝。その後また「みんなの易経」を執筆。入浴後夕食を頂き、二十時過ぎから二十二時まで「神皇正統記塾」を開講。