・八月二十四日土曜日
四時に起床した。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ雷山小過☳☶の四爻が出た。
卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○小過は亨る。貞しきに利し。小事に可なり。大事に可ならず。飛鳥、之が音を遺す。上るに宜しからず、下るに宜し。大吉。
▼小過は小(陰)が少し過ぎる(小さいものが過ぎる、小さいことが過ぎる、少しく過ぎる、以上「公田連太郎述 易経講話四」)ことが妥当である場合には、物事(易経の学び)がうまく進んで行く時である。小(陰=わたし)が少し過ぎることは、本来善いことではないので、自らの過ぎたる所を知って程よい所に戻り、正しい道(道德)を固く守ることが求められるのである。小過の時は、小(陰)が小さく行き過ぎる(ある程度独自の易経解釈をする)ことなら許されることがあるが大きく行き過ぎることは許されない。また、小さな事なら成し遂げられるが、大きな事(独自すぎる易経解釈)は成し遂げられないのである。小過は大きな坎☵(大卦坎)の形をしている。それは、飛ぶ鳥の形(真ん中の陽爻が身体、上下の陰爻が翼)である。鳴き声が耳に残る所までは行ってもよいが、鳴き声が聞こえなくなる所まで行き過ぎてはならない。どこまでも高く飛翔しようなどと図に乗ってはいけないのである。ほどほどの所で下に降りてくることが肝要である。上を目指して傲岸不遜(独自すぎる易経解釈)になってはならない。下に謙って、謙遜謙譲して控え目にすべきである。以上のようであれば、大きな幸運を招き寄せる。
爻辞を解釈すると次のようになる。
○九四。咎无し。過ぎず、之に遇ふ。往けば厲し。必ず戒めよ。用ふる勿れ。永く貞なれ。
▼九四(のわたし)は剛健不中正(陽爻陰位)で事に及ばない性格なので咎を免れる。陰の勢力が強く陽の勢力が及ばない小過の時に、六五の天子(トップ=易経の教え)と程よく折り合い相親しんでいる。陰の勢力(応ずる六五と比する初六=特定の易経解釈)を討ち滅ぼそうとして事を起こせば命が危ない。必ず自らを戒めて行動を慎むことが肝要である。決して陰の勢力を討ち滅ぼそうとして、剛健の才德を用いてはならない。幾久しく正しい道(「上るに宜しからず、下るに宜し(卦辞・彖辞)」=独自すぎない易経解釈)を固く守ることが肝要である。
今日は朝一で歯医者に行って先日作り直した義歯の微調整。その後買い物に行って昼前に戻る。昼食を頂き、夕方まで終日「みんなの易経」を執筆した。
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