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易占徒然日記 75

・八月二十五日日曜日
 四時半に起床。寝坊した。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ澤地萃☱☷五爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○萃は亨る。王、有廟に假る。大人を見るに利し。亨る。貞しきに利し。大牲を用ひて吉。往く攸有るに利し。
▼萃は(易経を学ぶために)人や物が集まって栄える時である。剛健中正の九五の天子(トップ=易経の先生)が先祖の宗廟(日本においては伊勢神宮)で真心込めて神霊(日本においては天照大御神を始めとする天神)をお祭りする。天下の臣民(萬民=易経を学ぶ人々)は九五の天子(トップ)を仰ぎ見て、心服するから宜しくして、物事がすらっと通るのである。萃の時は、人や物が集まって栄える(易経の教えが広く普及する)から天下はよく治まる。正しい道(道德)を固く守るが宜しい。何事もうまくいくであろう。また、萃の時は、牛・羊・豕を供えて盛大にお祭りすれば、幸運を招き寄せる。進んで行って大事業(大胆な易経の解釈)に取り組んでも宜しい。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○九五。有位に萃まる。咎无し。孚とせられず。元永貞なれば、悔亡ぶ。
▼九五は剛健中正の天子(トップ=易経の先生)である。その下に多くの(易経を学ぶ)人々が集まっている。何の過失もない。だが、剛健不正の九四の大臣(側近=他の易経の先生)の下にも多くの人々(六三と初六)が集まっている。九五が萬民から支持されているわけではない。天子(トップ)の真心(先生の教え)が天下に行き渡っていないのである。元(仁の德)・永(幾久しく変化しない德)・貞(正しい道=道德を固く守る德)の三德を修めて、萬民から篤く支持されるようになれば、天子(トップ=易経の先生)として後悔することはなくなるであろう。
 さて今日は恒例のオンライン日曜勉強会。九時から十時まで初心者向け易経講座、九時半から十時半まで中級者向け易経講座、十一時から十二時まで初心者向け論語講座を開講。昼食後一寸昼寝をして、夕方まで「みんなの易経」を執筆した。