・九月一日日曜日
五時に起床。大寝坊である。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ雷山小過☳☶初爻が出た。
卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○小過は亨る。貞しきに利し。小事に可なり。大事に可ならず。飛鳥、之が音を遺す。上るに宜しからず、下るに宜し。大吉。
▼小過は小(陰=怠け心)が少し過ぎる(小さいものが過ぎる、小さいことが過ぎる、少しく過ぎる、以上「公田連太郎述 易経講話四」)ことが妥当である場合には、物事がうまく進んで行く時である。小(陰)が少し過ぎることは、本来善いことではないので、自らの過ぎたる所を知って程よい所に戻り、正しい道(道德=キチンとすること)を固く守ることが求められるのである。小過の時は、小(陰)が小さく行き過ぎることなら許されることがあるが大きく行き過ぎる(大きく怠ける)ことは許されない。また、小さな事なら成し遂げられるが、大きな事は成し遂げられないのである。小過は大きな坎☵(大卦坎)の形をしている。それは、飛ぶ鳥の形(真ん中の陽爻が身体、上下の陰爻が翼)である。鳴き声が耳に残る所までは行っても(少しなら怠けても)よいが、鳴き声が聞こえなくなる所まで行き過ぎて(大きく怠けて)はならない。どこまでも高く飛翔しようなどと図に乗ってはいけないのである。ほどほどの所で下に降りてくる(キチンとする)ことが肝要である。上を目指して傲岸不遜になってはならない。下に謙って、謙遜謙譲して控え目にすべきである。以上のようであれば、大きな幸運を招き寄せる。
爻辞を解釈すると次のようになる。
○初六。飛鳥、以て凶。
▼初六は大卦(大成卦を小成卦に見立てると)坎(飛ぶ鳥の形・真ん中の陽爻が身体、上下の陰爻が翼)の翼の先端に在るので、飛鳥と名付ける。初六は不正(陰爻陽位)で才德乏しく、最下の位に在るが、九四の大臣(側近)の(易経の)力を借りて(初六と九四は正応)分不相応な出世(良からぬことを)を謀る。小過は「上るに宜しからず、下るに宜し(卦辞・彖辞)」時なので、何をやっても失敗する(のでやらない)。
さて今日は日曜日。恒例の日曜日オンライン易経講座と論語講座の開講日である。八時から九時まで初級者向け易経講座、九時半から十時半まで中級者向け易経講座、十一時から十二時まで初級者向け論語講座を開講した。終了後昼食、そして昼寝、その後「みんなの易経」を執筆。
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