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しらす神々 その七

楽園の「あるべき形」

「い」の神様は、「地球に楽園を創る」ためには、楽園を見守って祈り続ける「あま」の神が、幾久しく(未来永劫)楽園の「あるべき形」の中心に存在し続けることを、島々で暮らしている人間と自然を司る神々に、認知してもらうことが必要だと考えた。
そこで、「智慧と慈しみの心」に溢れる「あま」の神の象徴として、智慧と慈しみの心を具体的な形として現した「鏡」を創って榊の木に飾り、島々で暮らしている人間と自然を司る神々にいつでも見てもらえるようにした。彼らが何かに悩んでいる時、「智慧と慈しみの心」に溢れる「あま」の神が、いつも萬物が幸せになるように島々を見守ってくれていることを示して、彼らを安心させるためである。
この鏡は今、天照大御神の象徴として伊勢神宮(内宮)にお祀りされている。
次に、「い」の神は、「あま」の神の後継者として産まれた「ほのみみ」の神の子孫が、島々(のちの楽園)に降りていって、島々を思いやりの心で統治することを、島々で暮らしている人間と自然を司る神々に認知してもらうために、「思いやりの心」の象徴である「勾玉」を創って、「鏡」と一緒に榊の木に飾った。
この勾玉は今、歴代天皇の象徴として宮中(皇居)のお祀りされている。
榊の木に飾った「鏡」と「勾玉」は、やがて、楽園統合の三種の神器と呼ばれることになる。この段階では、もうひとつの神器である「剣」はまだ登場しない。
楽園の「あるべき形」を自然を司る神々と人間たちに認知してもらうために、榊の木に「鏡」と「勾玉」を飾った様子を、岩屋に身を隠していた「あま」の神は、岩屋の戸をちょっと開けて、ひそかに見ていた。以下省略。