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易経六十四卦と本書(時の物語)の関係 6

十六.側近が牛耳る時        八十頁     雷地豫 ☳☷
十七.随うべき相手に随う時     八十五頁    澤雷随 ☱☳
十八.刷新する時          九十頁     山風蠱 ☶☴

十六雷地豫 ☳ ☷ 震上坤下  側近が牛耳る時 八十頁
 雷地豫も地山謙と同じく一陽五陰の卦である。地山謙をひっくり返すと雷地豫となる。いわゆる綜卦である。綜卦とは自分と相手がいる場合、自分の立場で見たのが本卦で、相手の立場で見ると綜卦になる。すなわち、地山謙が従業員の立場で見た時とするならば、雷地豫は役員の立場で見た時となる。

十七澤雷随 ☱ ☳ 兌上震下  随うべき相手に随う時 八十五頁
 雷地豫は春の雷に例えられたが、澤☱の下に雷☳が潜んでいる澤雷随は秋の雷に例えられる。春夏秋冬の順で整理すると雷に例えられる卦は次の四つである。
 春の雷 雷地豫☳☷(大地に出てきて轟き渡る)
 夏の雷 雷天大壮☳☰(天の上で激しく轟き渡る)
 秋の雷 澤雷随☱☳(活発な活動を止め湖の下に潜んで休む)
 冬の雷 地雷復☷☳(大地の下に潜んで春を待つ)
 澤雷随は随う時である。本来は随うべき相手でなくても今は随うべき相手に随う時である。

十八山風蠱 ☶ ☴ 艮上巽下  刷新する時  九十頁
 上卦艮☶の山の下で、下卦巽☴の風が吹き荒れ、物事が錯乱している。あるいは、上卦艮☶の山に遮られて、風が滞るから物事が腐敗する。錯乱して腐敗したのが「山風蠱」の時である。お皿の上の食べ物が腐敗して虫が湧いた。腐敗した状態を正すことが求められるが、腐敗した状態は「変革・刷新」によらなければ正すことはできない。