毎日連載! 易経や易占いに関する情報を毎日アップしています。

令和五年冬至占(令和六年を予測する)の八つの占題 その三の一

三.パンデミック条約(世界政府構想)の行方はどうなるか。

 ○白倉信司研究所長

 四四.天風姤  ☰☴ 上九 本卦
 二八.澤風大過 ☱☴ 上六 之卦

 天風姤☰☴は陰陽消長卦の一つであり、下降していく時の始めであるから、パンデミック条約が成立すれば世界の民衆はどんどん追い詰められていくと判定できる。
 卦辞・彖辞に「姤は、女(じよ)壯(さかん)なり。女を取(めと)るに用(もち)ふる勿(なか)れ。/姤は一陰(小人・女・邪心)が五陽(君子・男・清明 心)の下にすっと入り込んで(下卦巽)、巧妙に五陽に取り入り、陰(小人・女・邪心)の勢力を増大していく時である。このような時(邪心が魅力的な姿に化身して君子を 誑かす時)には、女(魅力的な姿に化身した邪心の例え)を決して用いてはならないのである。」とある。
 「女」とはパンデミック条約である。世界の民衆が何も知らないうちにパンデミック条約が成立して民衆を苦しめることになる。決してパンデミック条約を成立させてはならない。
 上卦乾☰をパンデミック条約を成立させようと目論んでいるWHOや日本政府(厚生労働省)と見立てると、乾☰には「剛健、凶暴、傲慢、侵略、戦闘」という意味がある。WHOや日本政府(厚生労働省)は「傲慢、凶暴、剛健」で世界の民衆は太刀打ちできない。パンデミック条約に侵略されて苦しみのたうちまわり内乱や抵抗運動(戦闘)が起こりかねない。
 下卦巽☴を世界の民衆と見立てると、巽☴には「迷う、疑う、散る」という意味がある。パンデミック条約に侵略されて苦しみのたうちまわる世界の民衆は、どうしたらよいかと迷い、世間を疑い、富める者と貧しい者とに分断される(散り散りとなる)。
 一方、上九の爻辞には「其角に姤ふ。吝。咎无し。/上九は剛健過剛の不中正。動物の頭のてっぺん(上爻)に ある角のような傲慢な態度で悪しき小人初六に逢おうとする。このような傲慢な態度では邪心を蔓延らせて君子(陽爻)を誑かそうと企んでいる小人初六でも上九には近付こうとしない。上九は恥をかくだけだが、悪しき小人初六に誘惑されることもないので、結果として過失には至らない。」とある。初六がパンデミック条約、上九がパンデミック条約に対する世界の民衆の態度だと読み取ると、世界の民衆が強い態度でパンデミック条約を拒否すれば、条約は成立しないと判断できる。以下省略。