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はじめての易経 53.風山漸

五十三風(ふう)山(ざん)漸(ぜん) ☴ ☶ 巽上艮下

 互卦    六四火水未濟☲☵
 綜卦・錯卦 五四雷澤歸妹☳☱

 風山漸☴☶は、下卦艮☶の山の山頂に、上卦巽☴の樹木(巽は陰陽五行の木)が聳(そび)え立っている。樹木はこれからも成長し続けるが、山頂にあるので目立って成長しているようには見えない。すなわち、漸次(徐々)に成長する。
 上卦坤☷の大地の下に、下卦巽☴の木の種が埋まっている地風升☷☴の樹木がすくすく成長していくのとは対照的である。共に昇り進む時だが、風山漸は漸次(徐々)に昇り進む(成長する)のに対して、地風升はすくすくと昇り進む(成長する)のである。
 地風升は大盛運の時だが、風山漸は緩やかな盛運の時である。地風升は最後は(上爻に至ると)失速するが、風山漸は最後は(上爻に至ると)雲を突き抜けるように上昇していく。地風升は順調に升り進んで行くが、風山漸は紆余曲折しながら、緩やかに升り進んで行く。
 卦象から見ると、下卦艮☶の山頂に上卦巽☴の樹木が聳え立っており、爽やかな風が吹いている。下卦艮には「崇める、神社」の意味もあることから、多くの人々から尊崇されている由緒ある神社に聳え立つ樹齢数百年以上の神木と見ることもできる。

 以上が風山漸の概要である。
 ここから先は原文(漢文と書き下し文)を示した上で、初心者でも理解できるように意訳していく。(太字を読めば理解できる。)以下省略。