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周易詳解(一部抜粋) 水天需一

五水天需 ☵ ☰

 互卦 三八火澤睽 ☲☱
 綜卦 六天水訟 ☰☵
 錯卦 三五火地晉 ☲☷

 無知蒙昧な人物がトップの位(五爻)に就いてしまった山水蒙(☶☵)の次には、トップの蒙昧無知が啓けて組織としての体を成すようになった水天需(・|・|||)の時が置かれている。水天需は上卦坎の険難な状況の下に、下卦乾の剛健な人々が佇(たたず)んでいる。剛健な人々は前(上)に進んで行き嶮難な状況を克服したいと目論(もくろ)んでいるが、上卦坎の険難な状況がそれを阻(はば)んでいる。上卦坎は険難な性質と共に自然に当て嵌めると水である。すなわち、天上(上卦)に水が浮いている。その水は慈雨である。慈雨は物事の成果である。上卦が険難であり慈雨であるならば無理に前に進んで行っても成果を得られない。成果を得るためには時が至るのを待つことが求められる。
 水天需は時が至るのを待つ時である。待てば必ず成果を得ることができる。待つことができずに妄動すれば成果を得ることはできない。何事も最善を尽くせば結果を出すことができる。しかし、結果を求めて焦ってはならない。大事なのは結果を出すことではない。最善を尽くすことである。最善を尽くせば遅かれ早かれ必ず結果が出る。最善を尽くして結果が出るのを待っていればよい。待っていれば必ず結果が出る。水天需はそういう時である。
 けれども水天需の面白いところは、結果が出てハッピーエンドとはいかないところである。最善を尽くして結果を待つ。結果は出るけれどもハッピーエンドとはいかないのである。結果が出るけれどもハプニングが起こる。結果が出て、やれやれと思ったところでハプニングが起こるのである。これにどのように対応するかが問われることになる。これが水天需の醍醐味である。ハプニングにどのように対応するかが問われているのである。以下省略。