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中国との関係はどうなる 二

 九四を岸田政権と見立てた場合、六五は中国共産党と財務省であろう。九四の岸田政権は六五の暗君・中国共産党と財務省に相比しているから明智に益々遠ざかっているのである。九四の岸田政権が目覚めて、初九の良識ある政治家の意見に耳を傾け、良識ある政治家を抜擢すれば、やがて、暗黒の世(中国とのズブズブの関係)から抜け出すことができる。
 九四が対応を誤れば、本当の暗黒世界(之卦地火明夷)に落ちていくことになる。
 地火明夷の彖伝には「彖に曰く、明、地中に入るは明夷。内、文明にして外、柔順、以て大(だい)難(なん)を蒙(こうむ)る。文(ぶん)王(おう)之(これ)を以(もち)う。艱貞に利しとは、其の明を晦(くら)ます也。内、難にして而も能く其の志を正しくす。箕(き)子(し)之(これ)を以(もち)う。彖伝には次のように書いてある。太陽(下卦離・明智と明德を具えた大人)が大地(上卦坤・小人)の下に沈んで真っ暗となり、暗黒の世を表しているのが明夷の形である。内に文明(離)の德を具え、外に柔順(坤)に振る舞って、暗黒の世に対処しても、大きな艱難辛苦が立ち塞がり、誰もこれを避けることができない。周の文(ぶん)王(おう)は、内に明智・明德を包み隠して幽閉にじっと耐え、(殷王朝の三分の二の領地を自国の領地として保有していながら)外に柔順に振る舞って暴君紂(ちゆう)王(おう)に仕えるしかなかったのである。君子に降りかかる艱難辛苦に中(あた)って、時の流れに身を任せることなく、そうかといって、逆らうこともなく、常に正しい道を固く守ることが唯一の対処法であるとは、明德を隠しつつも、常に正しい道を固く守ることしか対処法はないのである。君子は艱(かん)難(なん)辛(しん)苦(く)が立ち塞(ふさ)がっても、己の明智・明德を包み隠して志操を貫くのである。紂王の叔父・箕(き)子(し)は狂人を装(よそお)って(明智・明德を包み隠し)紂王の奴(ど)隷(れい)に甘んじて、己の志を貫いたのである。」とある。
 実に難しい対処法である。果たして岸田政権に「降りかかる艱難辛苦に中(あた)って、時の流れに身を任せることなく、そうかといって、逆らうこともなく、常に正しい道を固く守る」ことができるだろうか…。
 日本と中国との関係が、雷火豊の「盛運から一気に衰運に転じる」流れから、地火明夷の暗黒世界に落ちていけば、日本社会は真っ暗闇となる。常に中国共産党から監視され、言論の自由は一切許されない。経済活動すら自由にできなくなる。こんなことになったら大変である。
 互卦が澤風大過なので、力で世界制覇を目指している中国が日本を隷属化するだけに止まらず、国際秩序の枠組みを壊そうとして、様々な謀略を企てると見立てることができる。
 沢風大過の卦辞・彖辞には「大(たい)過(か)は、棟(むなぎ)橈(たわ)む。往(ゆ)く攸(ところ)有るに利(よろ)し。亨(とお)る。大(たい)過(か)は上下が二陰、真ん中が四陽であるから、上下両端が弱く、真ん中の強さに耐えかねる形なので、棟(むな)木(ぎ)が撓(たわ)んで建物が倒(とう)壊(かい)する危機にある。しかし、下卦巽(そん)は巽(そん)順(じゆん)な性質、上卦兌(だ)は和悦する性質であり、陽剛の九二と九五には中庸の德がある。剛中(九二と九五)にして巽順(下卦巽)に謙(へりくだ)り、和悦する美德(上卦兌)を以て倒壊の危機を救うために進み往(ゆ)くが宜しい。倒壊の危機を救うべく進み往くことによって、すらっと通るのである。」とある。
 九五を米国、九二を日本と見立てれば、米国と日本が協力して中国に対処すれば、「倒壊の危機を救うべく進み往くことによって、すらっと通る」ことになる。やはり、日本は中国との関係においては、ズブズブの関係にならないように、毅然とした対応を行い、米国と協調して中国とは一定の距離を置いて付き合うことが求められる。
 それができなければ、前述したように、雷火豊の「盛運から一気に衰運に転じる」流れから、地火明夷の暗黒世界に落ちて、日本社会は真っ暗闇となる。常に中国共産党から監視され、言論の自由は一切許されない。経済活動すら自由にできなくなる。