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中国との関係はどうなる 一

中国との関係はどうなる 略筮法
 相互依存関係が深まるか
 距離を置くようになるか

雷火豊 四爻
 白倉周易研究所 白倉の占断
本卦 五五 雷火豊  ・・||・| 四爻
之卦 三六 地火明夷 ・・・|・|
互卦 二八 澤風大過 ・||||・

概要
 雷火豊は盛運があっという間に衰運に転落する時である。今の日本(政界、官界、財界、学界などあらゆる業界)は中国に阿(おもね)っており、良好な関係を保っているが、中国のご機嫌を損なうようなことがあれば、あっという間に中国における反日感情が高まり、険悪な関係になりかねない。すなわち、盛運があっという間に衰運に転落するのが中国との関係の難しさである。
 怖いのは之卦が地火明夷と云うことである。地火明夷は暗黒の時代。中国との関係が盛運から衰運に転じて暗黒時代に突入すると読み解くことができる。これは恐ろしい占断である。
 互卦が澤風大過なので、力で世界制覇を目指している中国が国際秩序の枠組みを壊そうとしていると見立てることができる。国際秩序とは、法の秩序に基づいた自由と民主主義である。世界は今、マネー主義に覆われている。マネー主義と共産主義化とは別物のようで本質は同じである。すなわち、法の秩序に基づいた自由と民主主義を破壊して、一部の権力者が全体を管理しようとするイデオロギーである。わたしたちはマネー主義と共産主義化に飲み込まれて、米国と中国の属国としてグローバル企業と中国共産党に管理される奴隷のようになるであろう。あぁ…。

詳細
 雷火豊の大象伝には「象に曰く、雷電皆(みな)至るは豐なり。君子以て獄(ごく)を折(わか)ち刑を致(いた)す。大象伝は次のように言っている。雷(上卦震)と稲妻(下卦離)が同時に轟き渡るのが豐の形である。君子はこの形に見習って、盛大な威力の雷(らい)電(でん)が遍く天下に轟き渡るように、悪を一掃すべく是非善悪を裁判で判決して、犯罪者には刑を厳しく執行する。盛運から衰運へ転落して行くのをくい止める努力をするのである。」とある。
 日本が中国と良好な関係を維持しようと阿(おもね)れば、阿(おもね)るほど、日本は中国に隷属(従属)するようになる。「盛運から衰運へ転落して行くのをくい止める」ことは絶対にできない。ならば、「悪を一掃すべく是非善悪を裁判で判決して、犯罪者には刑を厳しく執行する」ことが求められる。もう少しソフトに言えば「中国から受ける悪影響を少しでも排除するために、法の秩序に基づいた自由と民主主義を守るために、毅然とすべきことは毅然と実行して、時には意見がぶつかり合う覚悟で対等の関係を維持すること」が求められるのである。
 また、四爻の爻辞には「九四。其(その)蔀(ほう)を豐(おおい)にす。日(ひ)の中(ちゆう)するに斗(と)を見る。其(その)夷(い)主(しゆ)に遇へば、吉。九四は陽爻陰位の不正なので大臣(側近)としての資質に欠ける。上卦震の主なので動く性質を有しているが、下卦離(明智)に属する初九とは陽同士で応じないので明智に欠けている。おまけに暗君六五と相比しているから明智に益々遠ざかっている。それゆえ、灌(かん)木(ぼく)雑草が盛んに繁(はん)茂(も)して日光を遮断し、昼間なのに北斗七星が見えるほどの暗黒の世を終わらせることはできない。九四が大臣(暗君の側近)としての使命に目覚めて、賢人初九と志を合わせて初九を抜擢すれば、やがて、暗黒の世を救うことができる。」とある。