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易占徒然日記 79

・八月二十九日木曜日
 四時半一寸前に起床。寝坊です。いけません。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ雷火豊☳☲三爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○豐は亨る。王、之に假る。憂ふる勿れ。日の中するに宜し。
▼豐は盛運(吉運)の極みである。(易経の)明らかな智慧(下卦離)で世の中の状況や情勢を見極めて、雷光が轟き渡るように動いている(上卦震)。それゆえ、何事も盛んに伸びて国や社会は豊かになる。権威と権力を兼ね備えた天子(トップ=易経の権威)が到達する豊かさの極みである。盛者必衰の理を過度に心配することはない。中天に輝く太陽になったつもりで萬民を遍く照らすことが肝要である。だが、盛運(吉運)は衰運(凶運)に向かって行くことを覚悟しておくべきである。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○九三。其沛を豐にす。日の中するに沬を見る。其右肱を折る。咎无し。
▼九三(わたし)は剛健正位で明智を備え才能と道德に秀でているが、応ずる相手(上六=将来のわたし)が暗愚な(社会的に卑賤な立場である)ので、力を発揮することができない。沼沢地帯に雑草灌木が生い茂り太陽の光を遮り蔽って、昼間なのに真っ暗闇となり北斗七星よりも小さい星まで見えるほどだ。六二の蔀による真っ暗闇よりもさらに真っ暗な状態になってしまった。暗愚な相談役上六(卑賤なわたし)と暗君六五(易経を学ばない人々)が賢臣(九三・六二)の(易経を学びなさいという)諫言に耳を傾けないので、暗黒の世の中になってしまったことを例えているのである。賢人九三(わたし)はこの閉塞状態を何とかしようと努力するが、右腕の肱を骨折したようにどうすることもできない。やむを得ないことなので、誰も九三(わたし)を咎めることはできない。
 さて今日は早朝から受注したネットショップの商品の準備と発送。九時に来客。十時頃から終日「憂ふる人々」を執筆しほぼ完成させた。