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易占徒然日記 20

・七月一日月曜日
 昨夜早く床に入ったので、三時四十分と目覚ましが鳴る前に起きた。早速YouTbeに動画をアップ。今日から新シリーズ「王(おう)弼(ひつ)」である。王弼は、西暦226~249年、中国、三国時代の魏(ぎ)の思想家。山陽(河南省)の人。字(あざな)は輔(ほ)嗣。幼くして高名をはせ、何(か)晏(あん)とともに玄学(老荘の学)の始祖といわれる。著「周易注」「老子道徳経注」など。以上、コトバンクより。王弼が亡くなったのは若干二十三歳、夭折の天才である。
 さて今日は十時に家を出て入院していた病院に行き、その後の経過を看てもらう。一日を占って占筮したところ風水渙☴☵初爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○渙は亨る。王、有廟に假る。大川を渉るに利し。貞しきに利し。
▼退院後の経緯(骨折の治療具合)は良好である(渙は亨る)。神仏に感謝することが大切である(王、有廟に假る)。これまで骨折した足を庇って慎重にしていたが、これからは普通にしていてもよいだろう(大川を渉るに利し)。サボっていたリハビリをしっかり行うことが肝要である(貞しきに利し)。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○初六。用て拯(すく)うに馬壯んなり。吉。
▼未だ松葉杖生活が続き何かと不便である。自分の力では如何ともすることができない。そこで、馬のように生命力に満ち溢れる「易経(占筮)」の言葉を参考にして工夫する(初六。用て拯(すく)うに馬壯んなり)。何かと上手く行く(吉)。
 病院に行くため十時前に家を出る。雨が降っているが松葉杖だと傘がさせない。レントゲンの撮影、診察、入院費と本日の治療費の精算、隣接する薬局で薬の受け取りと結構時間がかかり、帰宅したのは十三時を回っていた。昨日、しばらくサボっていたリハビリを行ったため、足の筋肉が痛く、松葉杖で歩くのが結構辛かった。しばし横になり、十五時頃から今夜開講する白倉塾(易経講座)の準備をする。病院の先生からお風呂に入っても良いと言われたので、骨折以来続いていたシャワー生活を脱して、今日から入浴できることになった。塾前に入浴して心身共にきれいになった。その後夕食を頂き、二十時から二十二時まで白倉塾を開講した。長い一日だった。では、お休みなさい。