四九 澤(たく)火(か)革(かく) ‥――兌澤 ―‥―離火
互卦 四四天風姤 綜卦 五十火風鼎 錯卦 四山水蒙
革、己日乃孚。元亨利貞。悔亡。
○革は己(つちのと)の日乃(すなわ)ち孚(まこと)あり。元(おおい)に亨(とお)る、貞(ただ)しきに利(よろ)し。悔(くい)亡(ほろ)ぶ。
革は己(つちのと)の日。己(つちのと)は十(じつ)干(かん)(甲(こう)乙(おつ)丙(へい)丁(てい)戊(ぼ)己(き)庚(こう)辛(しん)壬(じん)癸(き))の六番目、組織の発展段階の半ばを過ぎている。すなわち、組織を変革する時に近付いている。幾が至れば大きな変革を為し遂げる時である。変革の必要性は、組織を運営している今の体制が綻(ほころ)び、今の体制が組織を動かしていることの弊害が目につくようにならないと認識されない。
適切な時期に変革を断行するから民衆に支持される。民衆に支持されるから大きな変革を為し遂げられるのである。正しい(適切な時期に変革を断行する)道を固く守れば、平常時なら後悔すべきことも、変革時なら許される。
以下省略。次の書籍をご覧ください。