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易経(周易)を読み解く 百十六(地火明夷 全体)

2021年12月8日

三六 地(ち)火(か)明(めい)夷(い) ‥‥‥坤地 ―‥―離火
互卦 四十雷水解  綜卦 三五火地晉  錯卦 六天水訟

明夷、利艱貞。
○明(めい)夷(い)は、艱(かん)貞(てい)に利(よろ)し。
 明夷は明るいものが傷付けられる(夷)時である。また、明夷は明るい太陽(下卦離)が大地(上卦坤)の下に沈み、君子が小人に仕える暗黒の時である。
 このような道無き時(無道)に如(い)何(か)に対処すべきかをよくよく考えなければならない。君子に降りかかる艱難辛苦に中(あた)って、時の流れに身を任せることなく、そうかといって、逆らうこともなく、常に正しい道を固く守ることが唯一の対処法である。

以下省略。次の書籍をご覧ください。