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ネコちゃん占い師の占筮日記323

十一月二十一日 金曜日 五.水天需☵☰上六

三時半に起床。

今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。

マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。

本日は「参政党の躍進や高市政権の誕生などリベラルから保守政治へ転換しつつある流れは今後定着していくか」を占筮したところ水天需☵☰上六が出た。

ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。

マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。

○需(じゆ)は、孚(まこと)有り。光(おおい)に亨(とお)る。貞なれば吉。大(たい)川(せん)を渉(わた)るに利し。

需は孚(まこと)(真心・上卦坎☵の性質)が剛健(剛毅で健やか・下卦乾☰の性質)に支えられている。孚(まこと)は光のように隅々を普(あまね)く照らし、剛健な性質と相待って何事もすらっと通る。需の時における正しい(慈雨をゆったりと待つ)道を固く守れば幸運を招き寄せる。正しい(慈雨をゆったりと待つ)道を守れば難しい事に取り組んでもよい。

マロンだニャン。水天需☵☰は「ゆったりと時が至るのを待つ」時だニャン。卦辞・彖辞には「需の時における正しい(慈雨をゆったりと待つ)道を固く守れば幸運を招き寄せる。正しい(慈雨をゆったりと待つ)道を守れば難しい事に取り組んでもよい」とある。大東亜戦争に敗戦後から今日まで続いてきたリベラル政治の流れを保守政治の流れに転換することは簡単ではないが、焦らずに時が至るのをゆったりと俟っていれば、やがて保守政治の流れに転換する。そうなれば、これまではできなかった保守政策も国民の支持を得て実現できるようになると予測できるニャン。

みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

○象に曰く、雲、天に上(のぼ)るは需(じゆ)なり。君子以て飲食宴(えん)樂(らく)す。

需は雲が天高く上がり慈雨が降ってくるのを待っている形。君子は、この形を見習って悠(ゆう)然(ぜん)と身心を養い宴楽して(飲み食い楽しんで)、ゆったりと慈(いつく)しみの雨を待つ。
☆進もうとすれば、険阻坎難に遭遇する。今は直ちに進んではならない。何事も時が至るのを待つべきである。事を急いで無理を重ね、目先の利益を求めれば、困ったことが起こる。

みかんだニャン。大象伝には「悠(ゆう)然(ぜん)と身心を養い宴楽して(飲み食い楽しんで)、ゆったりと慈(いつく)しみの雨を待つ」とある。次の衆議院選挙で左巻きの野党は議席数が激減するに違いない。それまでゆったりとした気持ちで悠然と時を待てば、リベラル政治の流れは保守政治への流れへと転換するに違いないニャン。高島嘉右衛門の占断にも「今は直ちに進んではならない。何事も時が至るのを待つべきである」とある。衆議院選挙を経て時が至るのを待つべしということだニャン。。

わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

※第六段階の「小さな物語」ハプニングに適切に対応する
○上六。穴に入(い)る。速(まね)かざるの客三人來(きた)る有り。之(これ)を敬すれば終(つい)には吉。

貴方は坎険の極点で険難の穴に陥ってしまった。才能乏しいので自力で穴から抜け出せない。需が窮(きわ)まる時を待っていた三人(あるいは予期せぬハプニング)が招いてないのにやって来る。三人を忌(い)み嫌わず敬して接すれば、やがて穴から抜け出せる。
☆険難の真っ直中に陥って、失望に沈み込む時。人を敬する気持ちを失わずに、時が至るのを待てば、終には吉運を招き寄せる。

水天需☵☰上六は「ハプニングに適切に対応する」時。水天需は時が至るのを待てば物事が成就する時。時が至るのは九五の段階である。爻辞には「需が窮(きわ)まる時を待っていた三人(あるいは予期せぬハプニング)が招いてないのにやって来る。三人を忌(い)み嫌わず敬して接すれば、やがて穴から抜け出せる」とある。保守政治の流れが定着した後で何かハプニングが起こるということだ。ハプニングを引き起こすのは左巻きの政治家やマスメディア、あるいは知識人だと思われる。ひょっとすると中国との関係で何かがあるかもしれない。いずれにしてもとんでもないハプニングが起こったとしても、それを避けて通ることはできない。真正面から向き合わないと解決できない。高島嘉右衛門の占断には「人を敬する気持ちを失わずに、時が至るのを待てば、終には吉運を招き寄せる」とある。高市総理や今上陛下を敬する気持ちを大事にして、ハプニングに真正面から向き合えばやがて時が至り、最後は吉運を招き寄せる。すなわち、リベラル政治の流れは完全に保守政治の流れに転換して、日本の政治は良くなっていくであろう。