目次
十一月二十日 木曜日 十三.天火同人☰☲九三
三時半に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「高市総理の台湾有事は日本の存立危機事態になり得るとの見解を中国が非難しており日本への渡航自粛を呼びかけたり圧力をかけてきているが、高市内閣は毅然とした対応を貫くことができるか」を占筮したところ天火同人☰☲九三が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○人に同じうするに野(や)に于(おい)てす。亨(とお)る。大(たい)川(せん)を渉(わた)るに利(よろ)し。君子の貞(てい)に利(よろ)し。
同人は人と人とが志を同じくして、一致団結して事に中る時である。上卦の天(乾)と下卦の太陽(離)が天の道を同じくするように、広く天下の同志を集めて和合する。貴方が公正で無私ならば、何事もうまく行く。同志が一致団結して事に中る場合は、大川を渉るような難事業でも成し遂げることができる。何事も君子(立派な人)が志を体現することが肝要である。
マロンだニャン。天火同人は「志を同じうする」時だニャン。九三が出ているので、九五を高市内閣、六二を日本国民と見立てて判断する。卦辞・彖辞には「同人は人と人とが志を同じくして、一致団結して事に中る時」とある。九五の高市内閣と六二の日本国民が志を一致して対応することが求められる。中国がいくら圧力を強めても日本国民が高市内閣を支持し続けていれば毅然とした対等を貫くことができるニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、天と火とは同人なり。君子以て族を類し物を辨(べん)ず。
君子(立派な人)は天と火(太陽)の性質に見習って、善(ぜん)悪(あく)正(せい)邪(じや)智(ち)愚(ぐ)利(り)鈍(どん)(善きものと悪しきもの、正しいものと邪なもの、智恵ある人と愚鈍な人、鋭い人と鈍い人)を分類して部下や民衆のタイプを見極め、あらゆる物事を弁(べん)別(べつ)して、志を体現する。
☆力を合わせ心を一つにして、事業を成し遂げれば、利益を得られる。天下の人々と広範囲に付き合えば、私利私欲から離れることができる。天の道を踏み外さない。それゆえ、大吉を招き寄せる。
みかんだニャン。大象伝には「あらゆる物事を弁(べん)別(べつ)して、志を体現する」とある。高市内閣は中国からの圧力について、その妥当性を見極めて、毅然とした対応をすることが肝要であり、国民は高市内閣の対応を支持することが求められるニャン。高島嘉右衛門の占断には「天の道を踏み外さない。それゆえ、大吉を招き寄せる」とある。高市内閣や日本国民にとって「天の道」とは日本の国益である。よって、高市内閣が日本の国益に適う対応を行い国民が支持すれば、毅然とした対応を貫くことができる。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第三段階の「小さな物語」六二と志を通じたいと強く欲する
○九三。戎(つわもの)を莽(くさむら)に伏(ふ)せ、其(そ)の高(こう)陵(りよう)に升(のぼ)る。三歳まで興(おこ)らず。
やり過ぎる性格の貴方は、六二(同人の時の主人公)と志を同じくすることを強く欲するが、六二は九五にだけ強く惹かれているので、九三は全く歯が立たない。それでも何とか六二と志を通じたいと強く欲する貴方は、九五を抹殺しようと企んで九五の隙(すき)を窺(うかが)い、素知らぬふりして密(ひそ)かに丘に登り兵士を草むらに隠して九五を観察する。
ところが、九五には隙がないので貴方は何年経っても兵を興(おこ)すことはできない。
☆善からぬ計画を胸に秘めて、他人を妨害しようとする。他人が仲よくしていることを恨めしく思う。
天火同人☰☲九三は「六二と志を通じたいと強く欲する」時である。九三を中国政府、六二は日本国民の世論と見立てる。爻辞には「やり過ぎる性格の貴方は、六二(同人の時の主人公)と志を同じくすることを強く欲するが、六二は九五にだけ強く惹かれているので、九三は全く歯が立たない」とある。日本国民は高市内閣を強く支持しているので中国政府は歯が立たない。よって、高市内閣は毅然とした対応を続けることができる。高島嘉右衛門の占断には「善からぬ計画を胸に秘めて、他人を妨害しようとする」とある。中国政府が日本に圧力をかける姑息な姿勢である。日本国民は中国にすり寄る左翼的野党の高市内閣に対する批判に呼応してはならない。日本国民の良識が問われている。
