目次
十一月二十二日 土曜日 四十四．天風姤☰☴上九
三時半に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「宮城県知事選で参政党が応援した和田政宗氏は次回衆議院選で参政党から出馬するか」を占筮したところ天風姤☰☴上九が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○姤(こう)は、女(じよ)壯(さかん)なり。女を取(めと)るに用ふる勿(なか)れ。
姤は一陰（小人・女・邪心）が五陽（君子・男・清明心）の下にすっと入り込んで（下卦巽）、巧妙に五陽に取り入り、陰（小人・女・邪心）の勢力を増大していく時である。このような時（邪心が魅力的な姿に化身して君子を誑(たぶら)かす時）には、女（魅力的な姿に化身した邪心の例え）を決して用いてはならない。
マロンだニャン。天風姤☰☴は「女難の時」だニャン。卦辞・彖辞には「一陰（小人・女・邪心）が五陽（君子・男・清明心）の下にすっと入り込んで（下卦巽）、巧妙に五陽に取り入り、陰（小人・女・邪心）の勢力を増大していく」とある。和田定宗氏が参政党から出馬するためには参政党員から支持されなければならないが、一部の参政党員は和田定宗氏に否定的だと伝え聞く。よって、女性の参政党員が和田定宗氏が参政党から出馬することに反対して衆議院選に出馬することに抵抗するかもしれないニャン
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、天の下に風(かぜ)有るは姤(こう)なり。后(きみ)以て命(めい)を施(ほどこ)し四(し)方(ほう)に誥(つ)ぐ。
天（乾）の下に風（巽）が吹き、遍く地上に風が行き渡る。トップは、萬民が清明心を保ち続けるための命令を発布して天下の隅々にまで行き渡らせ、萬民を教え導く。
☆ある組織や社会の中に佞人がスッと入り込む。悪に染まってしまってからそのことに気付いて深く後悔してもどうにもならない。
みかんだニャン。大象伝には「トップは、萬民が清明心を保ち続けるための命令を発布して天下の隅々にまで行き渡らせ、萬民を教え導く」とある。トップは参政党神谷代表のことだろうニャン。ということは、和田定宗氏が参政党から出馬することに対して、一部に根強い反対があるが、神谷代表の意向で出馬にこぎ着けるということなのかニャン。高島嘉右衛門の占断には「ある組織や社会の中に佞人がスッと入り込む」とあるので、和田定宗氏に問題があると衆議院選に出馬することが参政党にとってマイナスになる可能性があるニャン。ということは和田定宗氏の人柄にかかっている面もあるニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第六段階の「小さな物語」結果として過失には至らない
○上九。其(その)角(つの)に姤(あ)ふ。吝(りん)。咎无し。 貴方は剛健過剛の不中正。動物の頭のてっぺん（上爻）にある角(つの)のような傲慢な態度で悪しき小人初六に逢おうとする。このような傲慢な態度では邪心を蔓延(はびこ)らせて君子（陽爻）を誑(たぶら)かそうと企んでいる小人初六でも貴方には近付こうとしない。貴方は恥をかくだけだが、悪しき小人初六に誘惑されることもないので、結果として過失には至らない。
☆上の地位に居るが、親しんで近付いて来る人がいない。頭に二つの角(つの)を立てるように、権威を笠にして人に接するので、懐(なつ)く人がいない。小人が上に進んで勢いを増長しようとする時に中って権威で小人を制御しようとする。結果的に小人の勢いを抑制することになるので過失とはならない。気が強くなって争いを起こさないように慎む時である。
天風姤☰☴上九は「結果としては過失に至らない」時である。爻辞には「貴方は恥をかくだけだが、悪しき小人初六に誘惑されることもないので、結果として過失には至らない」とある。「貴方」を和田定宗氏、「小人初六」を和田定宗氏が参政党から出馬することを反対する参政党員とすると、結果としては和田定宗氏は参政党から出馬することになると思われる。だが、高島嘉右衛門の占断には「上の地位に居るが、親しんで近付いて来る人がいない」とある。「上の地位に居る」ことを和田定宗氏の知名度の高さだとすると、「親しんで近付いて来る人がいない」ことから、参政党からの出馬はないかもしれないし出馬しても衆議院選には勝てないかもしれない。わたしとしては和田定宗氏に参政党から出馬してほしいし、衆議院選に勝ってほしいと思うのだが…。
