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易占徒然日記 53

・八月三日土曜日
 四時半前に起床とやや寝坊した。早速YouTubeに動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ風天小畜☴☰二爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○小畜は亨る。密雲あれど雨ふらず、我が西郊よりす。
▼小畜は小(陰・脇役=わたし)が大(陽・主役=易経)をやんわりと止める時である。下卦乾(の易経)が上に進もうとするので上卦巽(のわたし)が止めようとするが、上卦巽は巽順な性質なので剛健な性質の下卦乾を力で押し止めることはできない。柔順な德で陽の君主(社長)や父(母)の心を和らげ止め(柔よく剛を制し)てこそ、陰の臣下(部下)や子の志が行われる。また、下卦乾天(の易経)は熱エネルギーを発するので大気(天空)に水蒸気が蓄えられる。水蒸気は天空で密雲となるが、上卦巽の風に遮られて雨は地上に降ってこない。別の見方をすれば、雲(六四の陰)は互体兌(二三四)の西の郊外から湧き起こるが、互体離(三四五)の太陽が照射して雨は降らない。(或いは)六四の陰(雲のわたし)が西の郊外から湧き起こるが、陰から働きかけると陰陽和合しないから雨は降らないのである。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○九二。牽きて復る。吉。
▼九二(の易経)は勇敢に上り進もうとするが、中庸の徳を具えているので、初九が途中で引き返して自分の居るべき処(正位)に止まるのを見て、進めば支障があることを悟る。そこで、上り進むのを止めて静かに(わたしが学ぶ)時を待つ。それゆえ、幸運を招き寄せる。
 さて今日は一日何も予定が入っていないので、終日「みんなの易経」を執筆した。