山縣大弐著 柳子新論 川浦玄智訳注 現代語訳 その二十
編民第七【古の五人組制度を復活し戸籍を明瞭にさせて、人民の逃亡を防ぎ盗賊無頼の徒をなくすことを論じた。(注)】 柳(りゆう)子(し)いはく、古(いにし)へ民(…
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編民第七【古の五人組制度を復活し戸籍を明瞭にさせて、人民の逃亡を防ぎ盗賊無頼の徒をなくすことを論じた。(注)】 柳(りゆう)子(し)いはく、古(いにし)へ民(…
且つその吏たる者は、不(ふ)學(がく)無(む)術(じゆつ)、ただ銭(せん)貨(か)の貴(たつと)ぶべきを知りて、利を見て義を廢(はい)す。則(すなわ)ち商(…
且(か)つ大(だい)商(しよう)の富(とみ)に於(お)けるや、居(きよ)貨(か)萬(まん)もて計(はか)り、奴(ぬ)婢(ひ)十(じゆう)もて數(かぞ)ふ。家…
天民第六【この篇、農民の窮乏と武士(支配階級)の堕落と、富商の奢(しゃ)侈(し)僭(せん)越(えつ)とを論じて、富商の権を抑え生産をつかさどる農工業をこそ振興…
もしそれをして駿(しゆん)に騎(の)り良(りよう)を執(と)り、折衝(せつしよう)の事(こと)に任(にん)ぜしめんか、則(すなわ)ち股(また)はすでに鞍(くら…
身を殺して仁を成すは、君子の辭(じ)せざる所なり。今それ文の照照(しようしよう)たる者は、禮樂(れいがく)より大なるはなし。しかるに輓(ばん)近(きん)鄙(…
文武第五【文武は並び行われなくてはならないのに、政権が武門に移ってからは武だけが尚ばれ、文教はないがしろにされてしまった。しかも時代を経るに従い、その武も名だ…
たとひ先(せん)世(せい)桀紂(けつちゆう)の如(ごと)き者ありて、猶(な)を能(よ)くその國(くに)を亡(ほろ)ぼさずして、その子その孫、相(あい)嗣(つ…
大體第四【この篇、今日の急務は、小人を退け賢良を用い、賄賂買官の悪風を禁絶し、故事慣例を一(いっ)洗(せん)(きれいに洗い流すこと・禊(みそぎ)祓(はら)い)…
我そのかくの如(ごと)きを見て、夏(か)畦(けい)も愧(は)づるに足らざるなり。ああ足利氏の天下に於けるや、末世已(まつせすで)に斷(だん)髪(ぱつ)の俗あり…