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易経(周易)を読み解く 八五(天雷无妄 初二三)

2021年12月3日

初九 ――― ‥‥― (天雷无妄) 之卦 十二天地否

初九。无妄。往吉。
○初九。无(む)妄(ぼう)なり。往(ゆ)きて吉(きつ)。
 初九は剛健正位で、下卦震の主であり无(む)妄(ぼう)の成(せい)卦(か)主(しゆ)(天災の主であり、また、天地自然の道に素直に順う時の主人公)でもある。至誠にして私心なく天の道に則(のつと)る(天地自然の道に素直に順う)无妄の時の始めに居て、无妄の道を全うする(天地自然の道に素直に順う)。それゆえ、何をやっても、最終的には幸福を招き寄せる。
象曰、无妄之往、得志也。
○象に曰く、无(む)妄(ぼう)の往(ゆ)くは、志を得る也(なり)。
 小象伝は次のように言っている。初九が无妄の道を全うできる(天地自然の道に素直に順う)のは、天が命ずる志(己の天命)を心得ているからである。

【以下、高島易断から占いとしての見立てを引用】
〇ひらすら至誠の心を抱いて、天の道に順えば吉運となる。少しでも不義・不正の思いが生ずれば、災害(天災・人災)に遭遇する。
○至誠の心を主とする時。 ○志を確立する時。

以下省略。次の書籍をご覧ください。