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易占徒然日記 109

・九月二十八日土曜日
 三時前に起床。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップ、今日一日の運勢を占筮したところ天地否☰☷三爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○之を否ぐは人に匪ず。君子の貞に利しからず。大往き小來る。
▼否は上下君臣交わることなく閉塞する時。人間社会においては、あらゆる事象が閉塞する否の時は人の道に反する(易経を始めとする古典が全く読まれなくなり物事の道理が失われた社会になる)ことが横行闊歩する。君子が正しい道を固く守っても衰運の真っ只中に在るので、この閉塞状態をどうすることもできない(易経を始めとする古典を普及することができない)。天(君主・トップ)は上(外)に在り、地(臣下・臣民・民・部下)は下(内)に在る。天地陰陽(上下君臣・上司と部下・夫婦・親子等あらゆる関係)交わることなくあらゆる事象が閉塞するのである(社会から道理が失われて惨憺たる状況となる)。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○六三。羞を包む。
▼六三(わたし)は才德乏しく悪の道を妄進する非道の小人である。世の中が乱れ崩壊に向っていく否中の否は去ったが、悪の道に耽溺して、いつも心の中で悪事を企んでいる(易経の研究と普及活動を怠っている)。否の時(衰運)の今は威勢がよくても(泰だな日々を過ごせても)、泰の時(盛運)が到来すれば追放されるしかない。今の六三にできることは自分の不善を恥じて悪事を蔽い隠すことしかない(できれば易経の研究と普及に取り組んでいきたい)。
 今日は終日「みんなの易経」を執筆していた。