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しらす神々 その十四

楽園ゆずり
「あま」の神は、「おおくに」の神の楽園創りを天上からずっと見守っていた。本来なら「いざ」の神に、「萬物が幸せに暮らせる楽園」を創ることを命じられた「すさ」の神
の御子である「おおくに」の神が楽園を統治すべきである。しかし、嘗て「すさ」の神の暴走に巻き込まれて織物の神様がなくなったことがある。
「しらす」とは、「相手のことをよく知り、相手の立場になって、相手のことを思いやる」ことだから、「すさ」の神は「しらす」心を失い、「うしはく」心に変わってしま
ったと考えることもできる。「うしはく」とは「力尽くで相手を抑え付ける」ことである。
また、「しらす」とは「無我の境地を維持して行うもの」なのに、「すさ」の神の役割を引き継いだ「おおくに」の神は、自分の意思で無我の境地を維持することができずに、
「うぅ」の神様や「あ」の神様の力を借りてようやく無我の境地を維持しているのだから、「しらす」資質を欠いている。
以上のことから、このまま「おおくに」の神に楽園を治めさせることはできない。
では、どのようにすればよいか、「あま」の神は深く考えて、次のような結論を出した。
まずは、楽園の「あるべき形」を明確に定めることである。
すでに決まっている「あるべき形」は、「あま」の神が大きな岩屋にお隠れになった時に「い」の神様によって、次のように示された。
○この楽園は「智慧と慈しみの心」に溢れる「あま」の神がいつも、島々に暮らす人間と自然を司る神々が幸せになるように見守って祈り続けている。「鏡」は「あま」の神の象徴である。今、この「鏡」は、三種の神器の一つとして天照大御神と共に伊勢神宮(内宮)にお祀りされている。
○「あま」の神が幾久しく(未来永劫に)楽園を「今の状態より良い状態」にし続けるために、後継者として産み出した「ほのみみ」の神の子孫が、楽園に降りていって、楽園を「しらす」役割を担う楽園統合の象徴として楽園を思いやりの心で統治する。
「勾玉」が「ほのみみ」の神とその子孫(のちの天皇)の象徴である。
今、この「勾玉」は、三種の神器の一つとして天皇陛下がおられる宮中(皇居)にお祀りされている。
「あま」の神は、「い」の神様によって示されたこれらのことから、楽園の「あるべき形」を次のように定めることにした。以下省略。