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しらす神々 その三

楽園創造

天地創造を終えた「あ」「い」「う」「え」「お」「か」「き」の神々を総称して「あまつ」神と名付ける。「あまつ」神は天地宇宙を生成発展させるために、八つの惑星の中から地球を選んで「使命(ミッション)」を与えた。
その「使命」とは「この漂える国を(まだ未完成な地球に)修め理り固め成せ(萬物が幸せに暮らせる楽園を創りなさい)」という内容である。「あまつ」神は、「その使命」を実現するために「なぎ」の神と「なみ」の神を産み出した。
「なぎ」の神の役割は「地球に楽園を創る」ためのシナリオを描き、「あ」の神様が蓄えているエネルギー(命の泉)を引き出して、「なみ」の神に向けて発することである。
「なみ」の神の役割は、「なぎ」が描いたシナリオを実現するため、「なぎ」の神が発したエネルギーを受け容れて、必要な「何物か」を産み出すことである。
「なぎ」も「なみ」の神も、わたしたち人間と同じような姿形をしている。
「なぎ」の神はエネルギーを発するために、人間の男性のように身体の一部が凸っており、「なみ」の神はエネルギーを受け容れ、また、「何物か」を産み出すために、人間の女性のように身体の一部が凹んでいる。
「なぎ」の神は、「あまつ」神から降された「使命(地球に楽園を創ること)」を実現するために、その楽園で暮らす人間と豊かな自然を司る神々を産み出すというシナリオを描き、「あ」の神様からエネルギーを引き出して、「なみ」の神に向けて発した。
「なみ」の神はそのエネルギーを受け容れて、地球を覆っている水を制御(コントロール)することができる神を産み出そうとした。
なぜ、「なみ」の神は、水を制御できる神を産み出そうとしたのか。その理由は、「地球に楽園を創る」ためには、地球を覆っている水を制御することが必要だと考えたからである。ところが、どういうわけか「なみ」の神は水を制御できる神を産み出すことに失敗した。そこで、「なみ」の神は「なぎ」の神を誘って天上に昇っていき、「あまつ」神に相談した。「あまつ」神は易占いを立てて、「今は、地球を覆っている水を制御できる神を産み出すことは諦めなさい」と占断し(占いの答えを断じ)た。
「なみ」の神は水を制御できる神を産み出すことは諦めて、地球を覆っている水の上に浮かぶ島々を創ることにした。「なぎ」と「なみ」の神は再び交わって、八つの島を産み出した。その島々を今わたしたちは「日本」と呼んでいる。
次に「なぎ」と「なみ」の神は、八つの島を楽園にするために島々で暮らす人間と豊かな自然(山川草木)を司る神々を産み出すことにした。
そして、人間を産み出した後、山の神、木の神、林の神、森の神、野原の神、植物の神、水の神、海の神、波の神、川の神、湖の神、池の神、空気の神、風の神、雷の神、大地(土)の神、金の神、銀の神、火の神など沢山の神々を産み出したのである。以下省略。