【目次】
はじめに3
天地(巨大な宇宙空間と八つの惑星)創造5
楽園創造10
しらす神の誕生15
やり過ぎた「すさ」の神23
楽園の「あるべき形」24
農業普及の取り組み27
優しすぎる「おおくに」の神30
「ねの国」での修行34
島々(のちの楽園)における農業普及38
小さな神様44
楽園の完成50
楽園ゆずり53
皇子の派遣57
「かみ」のやしろの建立63
天孫降臨65
「しらす」統治のはじまり72
あとがき79
はじめに
GHQが仕組んだ自虐史観により、日本人は「大和心」を忘却した。社会秩序は崩れて、
取り返しがつかない状況に追い込まれてしまった。この事態を打開しようと令和四年二月に
出版した「陰陽古事記伝阿部國治先生に捧げる」をテキストに「古事記」の勉強会を開い
たが難し過ぎると言われた。そこで、図や写真を取り入れて読み易く構成し直した「現代語
で読む古事記陰陽の神々が織りなす物語」を出版したが、登場する神様が多くて難しいと
言われた。ならば、古事記を下敷きにして神様の数を絞った独自の物語を創作しようと出版
に至ったのが本書である。神様の数を絞るだけでなく、ストーリーも大幅に見直し、古事記
のエッセンスを残して独自の物語に仕立てた。
参考にした図書は「阿部國治著・栗山要編新釈古事記伝致知出版社」である。
令和六年四月吉日古事記研究家白倉信司