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コイン占い(易経・易占い)入門 抜粋版 地澤臨・風地観

2022年4月13日

  

令和四年三月吉日、コイン占い(易経・易占い)入門(初心者からベテランまで対応)という電子書籍とペーパーバック(紙の書籍)をAmazonで出版しました。
その内容を抜粋してHPで紹介していきます。

白倉の著作は白倉文庫というレーベルでAmazon・Kindleから出版・販売しています。Amazonでお求めください。

 行く(十九)時来たる「地(ち)澤(たく)臨(りん)」 互卦 二四地雷復
※何事もどんどん進み行く開運の時である。迷わずに積極的に行動すべきである。
 君子の勢いが盛んになる時。何事もどんどん進み行く開運の時である。
 上が下を信任して天下泰平に向かう。泰平が続くよう自戒すべきである。
 君子は人々を思いやり、温かく包み込んで、教え導いて安心させる。
 何事もどんどん進み行く開運の時。君子(陽)の勢いが盛んになって、小人(陰)を君子に化していく。あなたの希望がどんどんふくらんで、みんなが一丸となって希望を叶えるために前進して行く時である。調子に乗ってはならない。丁寧に進んで行くべし。
 自分の方向性を定めて至誠の心と篤実さを貫くことが大切である。
 成功した後はやがて衰運に入って行くことを想定しておくべきである。
 上位の人が下位の人を信任して天下泰平に向かう時である。泰平が続くように自戒すべきである。人々を思いやり、温かく包み込んで教え導いて安心させよう。
〇盛運がやって来る。人から嫉妬されかねないので、人と接する際は温和であることを心がけるべきである。調子に乗ってはならない。
○人気を得られる時。謹慎して盛運が崩れないように熟慮し、鄭重に進めば吉の道を歩むことができる。
○自分の方向性を定めて、誠の心と篤実さを貫けば、何事もすらすら通じて成就する。
○物事を始めて、しばらくはすらすら通るが、八ヶ月経過した頃には、とんでもない失敗をしでかす恐れがある。
○人との関係は愛敬を大切にして事を進めるべきである。
○鶴が鶏の群に入る。自分の志を満たすことができない。常に不平を抱いている時。
○役人になろうとする志願が実現する時。
○ある事を人と約束し、共に行う時。
○売り買いはすべきではない。今売り買いすれば損をする。
○何かを希望すべき時、希望を抱く時。
○お互いに遭遇する(相逢う)時。
○大いに意義のある時、大きな事が起こる時。
○一丸となって進めば、必ずゴールに至る。
○志願は成就する。  ○お互いに親しみ和合する。
○人から愛される時。 ○自分の言葉に人が順う時。

   二十日も観光「風(ふう)地(ち)観(かん)」 互卦 二三山地剝
※上の人が立派なので、下の人が見倣う時である。部下を教育することが大切である。
 リーダー⑥⑤が模範となり下々から尊崇される。下々はリーダーを仰ぎ見る。
 ここまで落ちれば新しい方向が見えてくる。リーダーは下々を教え導く。
 真心で下々を風化し、新しい時代に相応しい決まりを定めて教育する。
 風地観は陰陽消長の流れで捉えると閉塞極まりない天地否からさらに衰退する時。
 ここまで落ちれば新しい方向が見えてくる。論語に「君子の徳は風なり。小人の徳は草なり。草之(これ)に風を上(くわ)うれば必ず偃(ふ)す」とるが、これが風地観の時である。
 リーダーは下々を教え導いて、真心で風化する。一つの時代が終わろうとしている。
 新しい時代に相応しいビジョンを描いて下々を教育する。
〇多くの人々(庶民・大衆・諸人)から尊敬される時。自分の身を慎み、正しい志を抱き、信義を大切にして、よく人と交り、人々の模範となるような人間を志すべき時である。期待しなくても、幸福を招き寄せ、求めなくても、利益を得られるようになる。
○生まれつき才能と人徳を具えている。よく世間の事を考えた上で心を清くして諸事を行えば、多くの人々(庶民・大衆・諸人)だけでなく、神仏も感動させることができる。
○至誠の心が感じられなければ、吉運を招いても、応じてはならない。
○上の人を仰ぎ親しめば、高貴な人の支援を得られる。
○上の人は下の人を教え導き、下の人は上の人を信服する時。
○泥棒のような犯罪者が身を隠す所がない時。
○世の中が衰退して、賄賂が盛んに飛び交う時。
○上手に見せて誤魔化そうとする時。
○大地に風が吹いて、見た目は清らかになる時。
○観察する時。 ○示す時。 ○変化する予兆を観察する時。
○与える時。 ○外見はよく見えるが、内情は空っぽな時。
○尊敬して慎む時。 ○教え諭す時。○物価は今は安いが、やがて高騰する。