つまり、易占いの結果(あなたの運勢を占ったと仮定する)は上卦坎(水☵)、下卦乾(天☰)の五爻なので、水天需☵☰の五爻(九五)が出たことになる。初心者が易占の結果を出す際には、84頁の六十四卦一覧表を見て、上卦の中から坎☵を選び、下卦の中から乾☰を選んで、上卦と下卦がクロスした箇所を見ると「需05」とある。
「需05」は目次の「五.(水天)需☵☰ 坎上乾下」のことである。
該当する頁(18P)に、水天需☵☰のことが次のように書いてある。
最初に書いてある文章は水天需☵☰の概要である。
□には、水天需☵☰の全体像(水天需とはどういう時か)が書いてある。
◎には、水天需☵☰の時にやるべきことが書いてある。
○には、初爻から上爻までの小さな物語が書いてある。
では、八面サイコロを使って出した易占い(占筮)の結果をかんたんにまとめてみる。
水天需☵☰は「結論が出るのをゆったりと待つ」時である。この時にやるべきことは「何事も時が至るのを待つ」ことである。
また水天需☵☰の五爻(九五)は「大勢の人が集まって飲食宴楽の賑わいが溢れる時。泰然としているから自然に成就する」とある。
以上のことから、あなたの運勢は次のように整理できる。
①結論が出るのをゆったりと待つ待つ時です。
②何事も時が至るのを待つと、よい結果となります。
③大勢の人々と飲食宴楽を楽しみ、物事が自然に成就するのを待ちましょう。
易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。
そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。
本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。
日本の教え研究家 白倉信司
