易経不(ふ)易(えき)の法則
■吉(きつ)凶(きよう)悔(かい)吝(りん) 吉は吝(怠惰)を経て凶に向かい、凶は悔(後悔)を経て吉に向かう。大學(四書五経の一つ)にある「忠信以て之を得、驕怠以て之を失う」と同じ意味である。人間は報われない状況(凶の状態)にあると、自分のこれまでの考え方や言行を反省して改善する。その行為が一定の量と質に達すると報われた状況(吉の状態)に移行する。これが凶と悔と吉の関係であり、大學の「忠信以て之を得/素直で真心があり一生懸命物事に取り組めば、功を上げて、地位や名誉や富を得ることができる」である。けれども、人間は報われた状況(吉の状態)にあると、調子に乗ったり、これまでの努力を少しずつ怠るようになる。その行為が一定の量と質に達すると報われた状況(吉の状態)から報われない状況(凶の状態)に移行する。これが吉と吝と凶の関係であり、大學の「驕怠以て之を失う/功を上げて、地位や名誉や富を得ると、少しずつ傲り高ぶり怠るようになり、地位や名誉や富を失う」である。
