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これ以上わかりやすくできない易経入門の解説(一部掲載)64

2026年2月4日

六十四.火水未済 ☲ ☵ 未完成だが伸びしろがある時

□未(び)濟(せい)は亨る。小(しよう)狐(こ)汔(ほとん)ど濟(わた)らんとし、其(その)尾(お)を濡(ぬ)らす。利しき攸(ところ)无(な)し。
 今は未完成だが、組織構成員が一致団結して完成の時に向かって行く。妄進してはならぬ。
◎象に曰く、火、水の上に在るは、未(び)濟(せい)なり。君子以て愼(つつし)みて物を辨(べん)じ方(ほう)に居(お)く。
 ☆組織構成員の性格や能力を把握・弁別して必要な所に必要な人を(適材適所)配置する。
○初六。其(その)尾(お)を濡らす。吝(りん)。
 ☆自分の力を過信し妄進して大失敗する。大いに恥をかく。妄進しなければ災難を免れる。
○九二。其(その)輪(わ)を曳(ひ)く。貞にして吉。
 ☆時が至らないので妄進しない。思慮と見識ある人が自制して時が至るのを待っている。
○六三。未(いま)だ濟(わた)らず。征(ゆ)くは凶。大川を渉るに利し。
 ☆未完成から完成の流れに至る大事な時。妄進すれば災難を招く。準備すれば大事も可。


易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。

そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。

本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。

日本の教え研究家 白倉信司

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