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易経(周易)を読み解く 百八七(風水渙 四五上)

2021年12月24日

六四 ||・ ・|・
   之卦 六天水訟

六四。渙其羣。元吉。渙有丘。匪夷所思。
○六四。其(その)羣(ぐん)を渙(ちら)す。元吉。渙のとき丘(きゆう)有り。夷(つね)の思う所に匪(あら)ず。
 六四の大臣(側近)は柔順にして位正しく九五の天子(トップ)に柔順に仕えている。力不足だが、九五と一致協力して離散の困難を救うために力を尽くす。
 離散の困難を招き寄せた「私利私欲や党利党略に囚われている人々の集まり(例えば自民党の媚中派議員等)」を木っ端微塵にして、その悪影響を取り除く。それゆえ大いに幸運を得る。離散の時に民心一つになり、小高い山のように大勢の人々が集結して賑わうようになる。その功績は、常識の思い及ぶところではない。
象曰、渙其羣。元吉、光大也。
○象に曰く、其(その)羣(ぐん)を渙(ちら)す。元(げん)吉(きつ)とは、光(ひかり)大(おおい)なる也。
 小象伝は次のように言っている。離散の困難を招き寄せた「私利私欲や党利党略に囚われている人々の集まり(例えば自民党の媚中派議員等)」を木っ端微塵にして、その悪影響を取り除く。離散の困難を救おうとする六四の大臣(側近)の志が光明正大だからである。

【以下、高島易断から占いとしての見立てを引用】
〇高い才能と優れた見識を具えた賢者が、坐したまま天下が困難に陥っている状況を救済する。その策略は凡人には考えつかない優れたものである。天下の困難を瞬く間に解決するので、大衆から尊敬される。賢者でなく普通の人ならば、多くの人々が困難な状況に陥っている中で、自分は困難を免れて無事な時である。
○上位の人(上司)から命令(指導)されて、よく勉強すれば、大いなる成功を手に入れる。
○知らず知らずに大災害(大きな困難)を回避している。
○治らなかった病気が完治して、後悔することがなくなる。

以下省略。次の書籍をご覧ください。