毎日連載! 易経や易占いに関する情報を毎日アップしています。

周易詳解(一部抜粋) 地水師二

師、貞。丈人吉无咎。
○師(し)は貞。丈(じよう)人(じん)なれば吉にして咎无し。

 師は多くの人々(大衆)を率(ひき)いて、相手(国家から家庭まであらゆる組織)と戦う時である。戦いには正義がなければならぬ。才德高く、尊崇される長老や経験豊富な人物を総大将に得ることができれば、戦いに勝利して多くの人々(大衆)の安寧を守ることができる。多少犠牲があったとしても咎められない。

彖曰、師衆也。貞正也。能以衆正、可以王矣。剛中而應、行險而順。以此毒天下、而民從之。吉又何咎矣。
○彖に曰く、師は衆也。貞は正也。能(よ)く衆を以て正しければ、以て王たる可(べ)し。剛中にして應(おう)じ險を行(おこの)ふて順。此(ここ)を以て天下を毒すれども民之(これ)に從う。吉にして又何の咎あらん。

 彖伝は次のように言っている。師は多くの人々(大衆)。貞は正義である。大衆を率いて相手と戦う時は、正義がなければならない。正義を掲(かか)げて大衆を率いてこそ、天下に誇れるリーダーである。剛健と中庸の德を兼ね備えた九二の長老や経験豊富な人物が、六五のトップに厚く信任され、険難な戦い(下卦坎)に中り柔順(上卦坤)に対処するから戦いに勝てるのである。
 天の正しい理法に順って戦いを行うので大衆は帰服するのだ。多少犠牲があったとしても、大衆は九二のプロジェクトリーダーに従う。それゆえ、トップは戦いに勝利して大衆の安寧を守ることができる。どうして咎められることがあろうか。以下省略。