十七 澤(たく)雷(らい)隨(ずい) ‥――兌澤 ‥‥―震雷
互卦 五三風山漸 綜卦・錯卦 十八山風蠱
隨、元亨利貞。无咎。
○隨(ずい)は元(おお)いに亨(とお)る。貞(ただ)しきに利(よろ)し。咎(とが)无(な)し。
隨(ずい)は、その時、随(したが)うべき相手に随(したが)う時の道を説いている。卦の象(かたち)を観ると、下卦震(陽卦)の長男が、上卦兌(陰卦)の少女に謙(へりくだ)って随(したが)っている。すなわち、随(したが)うべき相手に素直に随(したが)っているので、何事もすらすら通るのである。その時、随(したが)うべき相手に素直に随(したが)って、正しい道を守るが宜しい。素直に随い正しくあれば、何も問題は起こらない。
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