六四.乗馬班如。求婚媾往、吉无不利。
○六四。馬に乗りて班(はん)如(じよ)たり。婚(こん)媾(こう)を求めて往(ゆ)けば、吉にして利(よろ)しからざる无(な)し。
象曰、求而往、明也。
○象に曰く、求めて往くは、明らかなる也。
六四は初九と正応の(陰陽正しく応じている)関係にあるが今は屯難の時なので速やかに遇うことができない。それゆえ「馬に乗りて班(はん)如(じよ)たり」の形がある。けれども、今や屯難の時も半ばを過ぎたので漸く六四は初九と遇ことができる。それゆえ「婚(こん)媾(こう)を求めて往(ゆ)けば吉」と言う。
六四は柔順にして位が正しい。六四の初九の智恵に従うべきだと悟り初九の智恵を求めている。今は屯難の時なので、柔順正位で高い位に居ても世の中の役に立つことはできないので、初九を訪ねてその剛健の才能を用いて自分の志を遂げようとする。それゆえ小象伝に「求めて往くは、明らかなる也」と言うのである。
