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明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

2026年6月13日

【占】優れた見識を具えた君子は業務に勉め励むので、その才徳(才能と人徳)が天下に現れて、多くの人々が帰服しようとしている時である。このように大事な時なので、あらゆる事に畏れ慎み人を侮ったり欺いたりしない。昼も夜も危ないことに挑むので、遂には大きな功績を上げるのである。多くの人が学問に励めば本を書いて、その内容を多くの人々に伝えようとして本を流通させる。
けれども、物事に窮した時には黙って耐え忍んでいる。学問は名前を売るための道具ではないからだ。学問を過大に評価することは今の世の大きな弊害である。この爻は専ら言行を誠にして信用を得ることの大切さを教えるものである。それゆえ、道半ばで諦めることを戒め、物事を侮ることを戒めている。このような時は終始真心を貫き物事に真摯に取り組むことが求められる。

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