毎日連載! 易経や易占いに関する情報を毎日アップしています。

明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

2026年7月16日

象曰、雲雷屯。君子以経綸。
○象に曰く、雲(うん)雷(らい)は屯(ちゆん)なり。君子以(もつ)て経(けい)綸(りん)す。

雲は天に上って空を覆い、雷は雷鳴して百里まで轟く。恩澤と威厳が並び行われ民衆に臨んで天下を治めるのである。天下を治めるとは民衆が好き勝手をやって治まらない状態を統治することを言うのである。けれども雲が空を覆っていつまでも雨が降らない状態が水雷屯の時だから、政治が社会に行き渡らず社会が進むべき方向性が見えない。政治が整っていないから民衆の生活が不安定な象(形)と見ることができある。

【占】この卦が出たときは例えば国に当て嵌めればその国の文明の発達度合いが評価や判定され、人に当て嵌めればその人が文明の中で困難な状況に陥って苦しんでいる状態か、或いは自分の利益のために不本意ながら蒙昧で野蛮な行動を為しかねない時である。そのようなことにならないように猛省して宜しきを得るべきである。また自分が動こうとしても相手が危険を設けて妨害し、そのため屯難に陥り心配が尽きない。それゆえ、進めば必ず災難に遭遇して危険な状態に陥るのである。

Hikosachi LogoHikosachi 防御中