五十五.雷火豊 ☳ ☲ 大盛運が大衰運に一気に転ずる時
□豐(ほう)は亨る。王、之(これ)に假(いた)る。憂ふる勿(なか)れ。日(ひ)の中(ちゆう)するに宜し。
豐は盛運(吉運)の極みだが、盛運は衰運(凶運)に向かって行くことを覚悟するべし。
◎象に曰く、雷電皆(みな)至るは豐なり。君子以て獄(ごく)を折(わか)ち刑を致(いた)す。
☆最初は運気が盛んだが、いつまでも盛んな状態は続かない。あっという間に衰運に陥る。
○初九。其(その)配(はい)主(しゆ)に遇(あ)う。旬(ひと)しと雖(いえど)も咎(とが)无(な)し。往きて尚(たつと)ばるる有り。
☆社会的地位の高い人九四から信用される。力を合わせて取り組めば民衆から尊崇される。
○六二。其(その)蔀(ほう)を豐(おおい)にす。日(ひ)の中(ちゆう)するに斗(と)を見る。往きて疑(ぎ)疾(しつ)を得(う)。孚(まこと)有り發(はつ)若(じやく)すれば、吉。 ☆諫言がトップ六五に届かないので太陽が出ているのに星が見えるほど真っ暗闇になる。
○九三。其(その)沛(はい)を豐(おおい)にす。日(ひ)の中(ちゆう)するに沬(ばい)を見る。其(その)右(う)肱(こう)を折(お)る。咎(とが)无(な)し。
☆盛運が急激に衰運に向かう。何とかしようと努力しても、どうすることもできない時。
