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これ以上わかりやすくできない易経入門の解説(一部掲載)54

五十四.雷澤帰妹 ☴ ☶ 絶対に思った通りにならない時

□歸(き)妹(まい)は、征けば凶。利しき攸(ところ)无(な)し。
 媚び諂(へつら)って臨むことは人の道(道德)に反するので、善い結果になることは絶対にない。
◎象に曰く、澤の上に雷(かみなり)有るは歸妹なり。君子以て終りを永くし敝(へい)を知る。
 ☆一時の感情に惑わされることなく、何事も慎み深く始めて終わりを全うすべきである。
○初九。妹(いもうと)を歸(とつ)がするに娣(てい)を以(もつ)てす。跛(あしなえ)能(よ)く履(ふ)む。征(ゆ)きて吉。
 ☆希望する役職には就けないが、従(しよう)容(よう)として目上の人の命令に従い丁重に事を進めるべし。
○九二。眇(すがめ)にして能く視(み)る。幽(ゆう)人(じん)の貞に利し。
 ☆殿様(上)を支える家臣(下)としての役割を全うすれば充実した人生や時を送れる。
○六三。妹を歸(とつ)がするに以て須(ま)つ。反(かえ)れば歸(とつ)ぐに娣(てい)を以てす。
 ☆無能で傲慢な人が手段を選ばないで立身出世しようとするので誰にも相手にされない。


易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。

そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。

本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。

日本の教え研究家 白倉信司

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