目次
十一月十四日 金曜日 三十七.風火家人☴☲九三
三時前に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「国会における参政党神谷代表の素晴らしい質問を国民はどのように評価しているか」を占筮したところ風火家人☴☲九三が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○家(か)人(じん)は、女(じよ)の貞(ただ)しきに利(よろ)し。
家人は治(ち)国(こく)平(へい)天(てん)下(か)(国が治まり平和な社会になる)の本(もと)たる齊(せい)家(か)の道(齊家とは家庭円満のこと・上卦巽の長女に下卦離の中女が虚心坦懐に順っているから家庭は円満となる)を説(と)いている。家(家庭や自治会・学校・職場など身近な組織)を齊(ととの)えるには、一家の主人が男の道(陽の役割を全うすること)で正しく家人を導くことは基(もと)より、婦人が率先して女の道(陰の役割を全うすること)を固く守ることが肝(かん)要(よう)である。
マロンだニャン。風火家人☴☲は「治(ち)国(こく)平(へい)天(てん)下(か)(国が治まり平和な社会になる)」の時だニャン。卦辞・彖辞には「男の道(陽の役割を全うすること)で正しく家人を導く」とある。「男の道」を参政党神谷代表の素晴らしい質問のこと、「家人」は国民だと解釈すれば、国民は神谷代表の質問を評価していることになるニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、風(かぜ)、火より出(い)づるは家人なり。君子以(もつ)て言(げん)物(もの)有(あ)り、而(しか)して行(おこない)恆(つね)有(あ)り。
コンロ(下)に火を付けるから熱風が鍋(上)に伝わり水が沸騰して調理ができる。
自ら(内・下)を修める(修身)べく言葉は至(し)誠(せい)を貫き、行いは久しく恆(つね)を守って、社会(外・上)に善き影響を及ぼすこと(斉家・治国・平天下)を志す。
☆夫(陽的存在)は明智・明徳を具えており、妻(陰的存在)は夫(陽的存在)に従う。家族(組織内の人々)なかむつまじく、家事(組織内の運営)はスムーズに運び、心安らかな時である。
みかんだニャン。大象伝には「自ら(内・下)を修める(修身)べく言葉は至(し)誠(せい)を貫き、行いは久しく恆(つね)を守って、社会(外・上)に善き影響を及ぼす」とある。これはまさしく神谷代表のことだニャン。高島嘉右衛門の占断には「夫(陽的存在)は明智・明徳を具えており、妻(陰的存在)は夫(陽的存在)に従う」とある。「夫」は神谷代表、「妻」は国民だとすれば、国民は神谷代表の質問を高く評価していることになるニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
第三段階の「小さな物語」家人は「ひいひい」苦しむ
○九三。家(か)人(じん)嗃(かく)嗃(かく)たり。悔(くい)厲(あやう)けれども吉(きつ)。婦(ふ)子(し)嘻(き)嘻(き)たり。終(つい)に吝(りん)。
貴方は剛毅に過ぎる家(か)長(ちよう)(現場の長)である。家長(現場の長)が厳しいので家人(組織の構成員)は「ひいひい」苦しむ。家長(現場の長)自身、厳し過ぎたと後悔するが、厳しくした方が家(組織)は治まる。家長が厳しさを失い寛大に過ぎると女子供(組織の構成員)は一日中笑ったり騒いだりと節度を失い、終には恥をかくことになる。
☆家庭の規律が厳格に過ぎるか、逆に放(ほう)縦(じゆう)に流れて家風が一方に偏(かたよ)る時である。厳格に過ぎれば家族は大変だが結果的には家の中はよく治まる。放縦に流れれば家族は節度を失って結果的には家の中は乱れて不幸になる。
風火家人☴☲九三は「家人がひいひい苦しむ」時。神谷代表の鋭い質問はこれまで何も考えずに安穏と暮らしてきた国民が「ひいひい苦しむ」内容も含まれているかもしれない。けれども、爻辞に「厳しくした方が家(組織)は治まる」とあるので、結果的には国民は神谷代表の質問を支持することになる。高島嘉右衛門の占断に「厳格に過ぎれば家族は大変だが結果的には家の中はよく治まる」とあるのもそれを裏付けている。
