目次
十一月十五日 土曜日 三十八．火澤睽☲☱上九
四時に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「国会における参政党神谷代表の素晴らしい質問を参政党支持者はどのように評価しているか」を占筮したところ火澤睽☲☱上九が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○睽(けい)は、小(しよう)事(じ)は吉(きつ)。
睽はお互いに背(そむ)き合う時。上卦離（火）は上(じよう)進(しん)（火は上に向かう）して、下卦兌（沢）は下(か)進(しん)（沢の水は下に向かう）する。お互いの意志が正反対を向いているので、和合することなく背中を向けて反目する。以上のような時だから、大きな事業に取り組んではならない。しかし、明智明德（上卦離）を具えており、悦ぶ（下卦兌）卦德があるので、小さな事業なら為し遂げることができる。
マロンだニャン。火澤睽☲☱は「お互いに背(そむ)き合う時」だニャン。背き合うのは神谷代表と高市総理のこと。神谷代表の素晴らしい質問に高市総理は真正面から答えていない。卦辞・彖辞には「お互いの意志が正反対を向いているので、和合することなく背中を向けて反目する」とある。参政党の支持者は神谷代表の素晴らしい質問を高く評価する一方で高市総理が真正面から答えていないことに呆れているに違いないニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、上は火、下は澤(さわ)なるは睽(けい)なり。君子以(もつ)て同じくして異なる。
上卦離（火）は上(じよう)進(しん)、下卦兌（澤水）は下(か)進(しん)して、相背(そむ)き合う。人と同じくすべきところは同じくし、異を唱えるべきところは一人毅(き)然(ぜん)と異を唱える（或いは、辿り着くところ・到着点は同じであっても、そこに至るまでの方法は色々あることを踏まえて対応する）のである。
☆人との交際でお互いの価値観やイデオロギーの違いによって予想もしていなかった事変を起こす。非道い場合は親しい人々が憎しみ合って争うことになる。慎むべきである。
みかんだニャン。大象伝には「異を唱えるべきところは一人毅(き)然(ぜん)と異を唱える」とある。まさしく神谷代表の勇気ある質問のことだニャン。高島嘉右衛門の占断には「お互いの価値観やイデオロギーの違いによって予想もしていなかった事変を起こす」とある。高市総理が神谷代表の質問に誠実に答えれば、自民党内で孤立してしまうことを示唆しているニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第六段階の「小さな物語」六三と結婚すれば子宝を得る
○上九。睽(けい)孤(こ)なり。豕(いのこ)が塗(どろ)を負い、鬼を載(の)すこと一(いつ)車(しや)なるを見る。先には之(これ)が弧(ゆみ)を張り、後には之が弧(ゆみ)を説(と)く。寇(あだ)に匪(あら)ず婚(こん)媾(こう)なり。往きて雨に遇えば則(すなわ)ち吉。
貴方は睽の極致で猜疑心が強く人に背(そむ)くこと甚だしい。関係が深い六三のみならず、近くに居る六五も上九を受け入れないので、孤立無援である。また、貴方は六三を豚が泥を背負っているように汚らわしく思っているので、六三が乗っている車には汚らわしい幽霊が沢山いるように見えている。そこで、弓を射って六三を殺そうとするが、冷静に六三を観察してみたら誤解していたことに気付いて、弓を射るのをやめる。六三は汚らわしくなどない。理想的な結婚相手であることが分かる。貴方が六三と結婚すれば子宝を得て幸運を招き寄せる。
☆人を疑うことなく誠実な気持ちで多くの人々とお付き合いすべきである。
火澤睽☲☱上九は「六三と結婚すれば子宝を得る」時。六三とは神谷代表のこと。高市総理が自民党内の異論を抑えて神谷代表の質問に誠実に答えれば「子宝を得る」。つまりさらに支持率が上がって参政党の支持者のみならず国民が高市総理を評価する。爻辞には「弓を射って六三を殺そうとするが、冷静に六三を観察してみたら誤解していたことに気付いて、弓を射るのをやめる。六三は汚らわしくなどない。理想的な結婚相手であることが分かる」とある。高市総理が冷静に神谷代表の質問に耳を傾ければ、自分が誤解していたことに気付いて共感する。そうなれば参政党の支持者の評価も上がる。高島嘉右衛門の占断には「誠実な気持ちで多くの人々とお付き合いすべき」とある。グローバリストの高市総理は反グローバリストを掲げる神谷代表の質問に誠実に答えない。だから参政党の支持者は神谷代表の質問は高く評価するが、高市総理の答えには不満を持っている。よって、高市総理が神谷代表に歩み寄れば参政党の支持者の評価もさらに上がるであろう。
