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十月二十三日 木曜日 五十四.雷澤帰妹☳☱初九
三時四十分に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「高市政権は臨時国会にどのように対処するか其の一」を占筮したところ雷澤帰妹☳☱初九が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○歸(き)妹(まい)は、征けば凶。利しき攸(ところ)无(な)し。
帰妹は、女性がお嫁に行く(若者が社会に出て就職する)時の道(それらは例えで、世の中自分の思った通りにならないこと)を説いている。卦象を見ると、上卦震の長男が動くので下卦兌の少女が悦(よろこ)ぶ時。動くことを悦ぶことは、女として「はしたない」。
女が男に媚(こ)び悦んで結婚を迫ったり、臣下(部下・若者)が君主(上司・就職先)に媚び諂(へつら)って昇進や就職を望んだりすることは、人の道(道德)に反するから失敗する。
媚び諂うことで善い結果になることは、絶対にない。
マロンだニャン。雷澤帰妹☳☱は「世の中自分の思った通りにならない」時。臨時国会の対応は中々難しそうだニャン。卦辞・彖辞には「媚び諂うことで善い結果になることは、絶対にない」とあるから、臨時国会の対応が高市政権の思った通りにならなくても、媚び諂うことなく信念を貫いて粛々と対応することになるだろうニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、澤の上に雷(かみなり)有るは歸妹なり。君子以て終りを永くし敝(へい)を知る。
君子(立派な人)は、若い女性や社会に出て就職しようとする若者が一時の感情に惑わされることの弊害を知り、何事も幾(いく)久しく継続させることを心がける。
☆為す事が正しくないので弊害が発生する時。それゆえ、感情に任せて野心を起こしてはならない。何事も慎み深く始めて終わりを考慮して弊害を予防すべきである。私利私欲に囚われやすい時。
みかんだニャン。大象伝に「一時の感情に惑わされることの弊害を知り、何事も幾(いく)久しく継続させることを心がける」とあるから、臨時国会の対応が思った通りにいかねくても、感情的にならずに、やるべきことを淡々と継続実施することだニャン。高島嘉右衛門の占断に「何事も慎み深く始めて終わりを考慮して弊害を予防すべきである」とあることも参考にして臨時国会に対応してほしいニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第一段階の「小さな物語」妾(契約社員)として役割を全うする
○初九。妹(いもうと)を歸(とつ)がするに娣(てい)を以(もつ)てす。跛(あしなえ)能(よ)く履(ふ)む。征(ゆ)きて吉。
貴方は九四に信頼されていないので正妻(正社員)にはなれない。親戚の年若き娘がお嫁に行くときに妾(めかけ)として一緒に付いて行く(若者がある会社に求職しても契約社員として入る)ことしかできない。足が不自由で普通に歩けない人のように、正妻(正社員)としては能力を発揮できないけれども、正妻(正社員)を補佐する妾(契約社員)としての立場を弁(わきま)えて、妾(契約社員)としての役割を全うすれば幸運を招き寄せる。
☆従(しよう)容(よう)として目上の人の命令に従い丁重に事を進める。足が不自由な人のように丁寧に事を進める。以上のようであれば、多くの人々から信用を得て大事な仕事を任されるようになる。
雷澤帰妹☳☱初六は「妾(契約社員)として役割を全うする」時。すなわち最初から本格的な政権とは認められないということだ。男女関係で言えば最初は妾のような存在からやがて正妻となるように国会運営を進めてほしいものだ。爻辞にも「妾(契約社員)としての役割を全うすれば幸運を招き寄せる」とあるから、国民の妾から正妻になれるように頑張ってほしいものである。高島嘉右衛門の占断には「丁寧に事を進める。以上のようであれば、多くの人々から信用を得て大事な仕事を任されるようになる」とある。まずは丁寧に国会運営を行って野党や国民の信用を得ることが肝要だ。
