毎日連載! 易経や易占いに関する情報を毎日アップしています。

ネコちゃん占い師の占筮日記287

十月十六日 木曜日 四十八.水風井☵☴九二

三時半に起床。

今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。

マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。

本日は「参政党と高市自民党との関係はどうなるか」を占筮したところ水風井☵☴九二が出た。

ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。

マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。

○井(せい)は邑(ゆう)を改むれども井(せい)を改めず。喪(うしな)ふ无(な)く得る无(な)し。往(おう)來(らい)井(せい)を井(せい)とす。汔(ほとん)ど至らんとして、亦(また)、未(いま)だ井(せい)に繘(つるべなわ)せず、其(その)瓶(つるべ)を羸(やぶ)るは、凶なり。

遷(せん)都(と)で村人や村落が移転しても井戸は残る。その井戸から水を汲み出しても尽きることはなく、水を汲み出さずに放っておいても溢れることがない。往来する人々は井戸を井戸として用いて、その恩(おん)澤(たく)に与(あずか)ることができる。井戸の中の水面の近くまで釣(つる)瓶(べ)が達していても、釣瓶が水面にまでに届かなかったり、最初から釣瓶がなかったり、釣瓶が壊れていれば、井戸から水を汲み上げることができない。井戸は何の役にも立たない無用の長物となり、井戸本来の役割を果たせない。

マロンだニャン。水風井☵☴は「古井戸から清水を汲み上げる」時。卦辞・彖辞には「井戸から水を汲み出しても尽きることはなく、水を汲み出さずに放っておいても溢れることがない」とある。井戸は自民党、水は参政党。井戸が役立つのは水を汲み上げるからである。よって、参政党と高市自民党は相互補完関係にあるニャン。

みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

○象に曰く、木の上に水有るは井なり。君子以て民に勞(ろう)し相(たす)くるを勸(すす)む。

立派な人は井戸の水や地下水が人や物を養って窮まることがない井の形を見習って、萬民を慰労して慈しみ、相互扶助の精神を奨(しよう)励(れい)して、安寧な社会の実現を図るのである。
☆井戸の物語に喩(たと)えられる卦だから、他に心を移すことなく、清廉な心を維持して時を待つべきである。何事も限界がない。継続することに意味がある。

みかんだニャン。大象伝には「相互扶助の精神を奨(しよう)励(れい)して、安寧な社会の実現を図る」とある。また、高島嘉右衛門の占断には「何事も限界がない。継続することに意味がある」とある。よって、マロンちゃんが占断したように、参政党と高市自民党は相互補完関係にあるニャン。

わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

※第二段階の「小さな物語」良質な水が湧き出る井戸だが…
○九二。井(せい)谷(こく)、鮒(ふな)に射(そそ)ぐ。甕(かめ)敝(やぶ)れ漏(もれ)る。

貴方は剛健にして時に適合する能力を具えているから、良質な水が湧き出る井戸(君子)の資質を有しているが、九五(トップ)が井戸から水を汲み上げてくれないので、その良質な水を井戸の底の小魚に注(そそ)ぐしかない。たとえ水を汲み上げてくれる人が現れても、釣(つる)瓶(べ)に穴が開いているので良質な水は漏れ出て汲み上げることができない。
☆表面を覆っている泥水を取り除いた清水が世に現れて、大きな功業を成し遂げる。今はまだ時が至らないので目上の人には勉めて温和に接すべきである。自分を引き上げてくれる人がいない。

水風井☵☴九二は「良質な水が湧き出る井戸だが…」という微妙な時である。爻辞には「良質な水が湧き出る井戸(君子)の資質を有しているが、九五(トップ)が井戸から水を汲み上げてくれない」とある。参政党は「良質な水が湧き出る井戸(君子)の資質を有している」が、「九五(トップ)」すなわち高市総理が井戸から汲み上げてくれないのである。だが、井戸の役割は良質な水を汲み上げることにある。良質な水を汲み上げなければ井戸としての役割を果たさない。よって、参政党と高市自民党は相互補完関係にあるが、最初は足踏みして様子を探ることから始まる。高島嘉右衛門の占断に「今はまだ時が至らない」とあるのも、そのことを裏付けている。