目次
十月十二日 日曜日 四十一.山澤損☶☱九二
二時半に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「玉木国民民主党と高市自民党との関係はどうなるか?」を占筮したところ山澤損☶☱九二が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○損(そん)は孚(まこと)有り。元(げん)吉(きつ)。咎(とが)无(な)し。貞(てい)にす可(べ)し。往(ゆ)く攸(ところ)有るに利(よろ)し。曷(なに)をか之(これ)用(もち)ひん。二(に)簋(き)、用(もつ)て亨(とお)す可(べ)し。
損は下(内)を減らして上(外)を増やす(会社が従業員に支給する賞与を減らしたり、政府が国民から徴収する税金を上げる)時。上(外・会社や政府)に真心があれば大いに宜しきを得て、幸運を招き寄せる。咎められることもない。正しい道(道德)を固く守れば大きな事を進めてもよい。ところで、下(内)を減らして上(外)を増やす損の時に神仏をお祀りするのは、どのようにしたらよいのだろうか。下(内)を減らして上(外)を増やす損の時にはいつもよりもお供え物は質素にして真心で神仏をお祀りすることが望ましい。神様仏様はその真心を快く受け入れてくださる。
マロンだニャン。山澤損☶☱は「下(内)を減らして上(外)を増やす」時。「下」は玉木国民民主党、「上」は高市自民党だ。卦辞・彖辞には「。下(内)を減らして上(外)を増やす損の時にはいつもよりもお供え物は質素にして真心で神仏をお祀りすることが望ましい」とある。「お供え物は質素にして」とは、玉木国民民主党は高市自民党とは連立は組まずに閣外協力するということだニャン。「真心で神仏をお祀りする」とは、玉木代表と高市総裁が私利私欲ではなく、日本を善くするために協力するということだニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、山の下に澤有るは損なり。君子以て忿(いかり)を懲(こ)らし欲を塞(ふさ)ぐ。
山の下に澤が有る。君子(立派な人)は、忿(ふん)怒(ど)の心(乾☰の卦德)を戒(いまし)め(て兌☱の悦びの心を育み)、欲望の心(坤☷の卦德)を塞(ふさ)いで(艮☶の抑制する心を養い)、己の人間性を磨く。
☆他人や社会に対して自分の財産を提供する時。他人と協力して企画・実行することは成就する。私利私欲を抑えれば人徳が益す。また、驕り高ぶることを抑えれば財産を益す時。損すべき時に損して周りの人から信頼されれば、大いなる吉運を招き寄せて何の問題も起こらない。
みかんだニャン。大象伝に「君子以て忿(いかり)を懲(こ)らし欲を塞(ふさ)ぐ」とある。高市総裁、玉木代表共に君子ならば党利党略ではなく日本のための政治を行うということだニャン。高島嘉右衛門の占断には「他人と協力して企画・実行することは成就す」とある。高市総裁、玉木代表共に党利党略ではなく日本のために政治を行えばうまくいくということだニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第二段階の「小さな物語」自ら減らすことなく上を増やす
○九二。貞(てい)に利(よろ)し。征(ゆ)くは凶。損せずして之(これ)を益す。
剛健で時に適合する能力を具えている貴方は柔順で時に適合する能力を具えている六五(トップ)と信頼し合っており共に過不足の偏りはないので、損益すること不要である。損益することなく、正しい道(道德)を固く守れば幸運を招き寄せる。己を減らして六五を増やせば、過不足が生じてバランスが崩れる。自ら減らすことなく上を増やすのである。
☆上の位の人から依頼されたとしても応じてはならない。応じれば自分は損失を出し相手には災難が及ぶ。新しい事に手を出してはならない。また、進んで事を成し遂げようとしてもならない。
山澤損☶☱九二は「自ら減らすことなく上を増やす」時。玉木国民民主党はリスクのある連立は組まずに閣外協力して自民党を支援するということだ。場合によっては、連立を組んでも玉木代表が総理大臣の座に就かず、財務大臣として自らの政治信念を実現するということかもしれない。爻辞に「己(玉木代表のリスク)を減らして六五(高市自民党)を増やせば、過不足が生じてバランスが崩れる。自ら減らすことなく上を増やすのである」とあることがそれを裏付けている。高島嘉右衛門の占断に「進んで事を成し遂げようとしてもならない」とあるのは、高市総裁、玉木代表共に党利党略で動いてはならないということだ。
