・七月二十一日 月曜日 五十五.雷火豊☳☲九四
四時四十分に起床と久々に寝坊した。参議院選挙投票日の翌日である。マロンちゃんとみかんちゃんとご主人さまのわたしが「参議院選挙後の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「参議院選挙後の政局」を占筮したところ雷火豊☳☲九四が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○豐(ほう)は亨る。王、之(これ)に假(いた)る。憂ふる勿(なか)れ。日(ひ)の中(ちゆう)するに宜し。
豐は盛運(吉運)の極み。明らかな智慧(下卦離)で世の中の状況や情勢を見極めて、雷(らい)光(こう)が轟(とどろ)き渡(わた)るように動いている(上卦震)。それゆえ、何事も盛んに伸びて国や社会は豊かになる。権威と権力を兼ね備えたトップ(リーダー)が到達する豊かさの極みである。盛者必衰の理(ことわり)を過度に心配することはない。中天に輝く太陽になったつもりで萬民を遍(あまね)く照らすことが肝要である。だが、盛運(吉運)は衰運(凶運)に向かって行くことを覚悟しておくべきである。
マロンだニャン。卦辞・彖辞に「盛運(吉運)は衰運(凶運)に向かって行く」とあるから、政権を担い続けてきた自公政権が今回の選挙を経て、いよいよ衰退していく流れが加速していくことが確実になったニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、雷電皆(みな)至るは豐なり。君子以て獄(ごく)を折(わか)ち刑を致(いた)す。
雷(上卦震)と稲妻(下卦離)が同時に轟き渡る。君子(立派な人)は、盛大な威力の雷(らい)電(でん)が遍く天下に轟き渡るように、悪を一掃すべく是非善悪を裁判で判決し、犯罪者には刑を厳しく執行する。盛運(吉運)から衰運(凶運)へ転落して行くのをくい止める努力をする。
☆運気は盛んである。時機を観察する力は抜群で、よく働き利益を得る時である。だが、運気はいつまでも盛んな状態が続くわけではない。驕り高ぶらずに質素倹約に努め、慎んで自戒すべきである。外面は文明が盛んで盛大だが、内面は官僚主義が蔓延(はびこ)る時。まったりとしていて自分から事を為すことをしない。安易に人の力を借りて自分は怠けている。事を誤り失敗する時である。
みかんだニャン。大象伝には「盛大な威力の雷(らい)電(でん)が遍く天下に轟き渡るように、悪を一掃すべく是非善悪を裁判で判決し、犯罪者には刑を厳しく執行する」とあるから、国民を苦しめ続けた自公政権を一掃する流れが加速していきそうだニャン。また、高島嘉右衛門の占断には「安易に人の力を借りて自分は怠けている。事を誤り失敗する」とあるから、長期政権を担ってきた自公政権が驕り高ぶり墜ちていくことを表しているニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第四段階の「小さな物語」大臣としての使命に目覚めよ
○九四。其(その)蔀(ほう)を豐(おおい)にす。日(ひ)の中(ちゆう)するに斗(と)を見る。其(その)夷(い)主(しゆ)に遇へば、吉。
貴方は大臣(側近)としての資質に欠けている。上卦震の主なので動く性質を有しているが、下卦離(明智)に属する部下初九とは陽同士で相性が悪いので明智に欠けている。おまけに暗君六五と親しんでいるから明智から益々遠ざかっている。それゆえ、灌(かん)木(ぼく)雑草が盛んに繁(はん)茂(も)して日光を遮断し、昼間なのに北斗七星が見えるほどの暗黒の世を終わらせることはできない。貴方が大臣(暗君の側近)としての使命に目覚めて、賢人初九と志を合わせ(初九を抜擢す)れば、やがて、暗黒の世を救うことができる。
☆下位に居る智者と協議して事に中れば志が実現して事業が成就する。
爻辞には「灌(かん)木(ぼく)雑草が盛んに繁(はん)茂(も)して日光を遮断し、昼間なのに北斗七星が見えるほどの暗黒の世を終わらせることはできない」とある。国民を苦しめ続けてきた自公政権をすぐには追い落とすことはできないということであろう。また、高島嘉右衛門の占断には「下位に居る智者と協議して事に中れば志が実現」するとある。「下位に居る智者」を参政党とすれば、今後の政局に参政党が絡んでいけば利権政治を脱却して、国民のための政治を実現していく流れが加速するであろう。
