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易経(周易)を読み解く 百九五(雷山小過 初二三)

2021年12月27日

初六 ・・| |・・
   之卦 五五雷火豐

初六。飛鳥、以凶。
○初六。飛(ひ)鳥(ちよう)、以(もつ)て凶。
 初六は大卦(大成卦を小成卦に見立てると)坎(飛ぶ鳥の形・真ん中の陽爻が身体、上下の陰爻が翼)の翼の先端に在るので、飛(ひ)鳥(ちよう)と名付ける。初六は不正(陰爻陽位)で才德乏しく、最下の位に在るが、九四の大臣(側近)の力を借りて(正応)分不相応な出世を謀(はか)る。小過は「上るに宜しからず、下るに宜し(卦辞・彖辞)」時なので、何をやっても失敗する。
象曰、飛鳥以凶、不可如何也。
○象に曰く、飛鳥、以て凶とは、如何(いかん)ともす可(べ)からざる也。
 小象伝は次のように言っている。小過は「上るに宜しからず、下るに宜し(卦辞・彖辞)」時なので、何をやっても失敗する。どうにもこうにも救いようがないのである。

【以下、高島易断から占いとしての見立てを引用】
〇人德も才能もない人が僥倖(幸運)を求め続けて、遂には災難を招き寄せる時である。大儲けを狙って投機した人が大損するようなものである。身の丈に合わせることが大切である。身の丈を顧みずに大きな夢を描いても、凶運を招き寄せるだけである。
○利益を求めて飛ぶ鳥のように急ぎ、大損害を出す。
○小人が世に跋扈して国に凶運(災難)を招き寄せる。
○抜群に才能があって大活躍している人が危うくなる。
○他人の名前を借りて(利用して)善からぬことを行う。
○自分の身の丈を考えずに前に進んで大儲けしようとする。
○自分の身の丈(力量)を知らずに危険を犯す時。
○地位の高い人が権力を悪用してとんでもない悪事を行う時。
○安全保障の備えを怠り敗北する時である。
○小人が大事業を実施して大失敗する時である。

以下省略。次の書籍をご覧ください。