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これ以上わかりやすくできない易経入門の解説(一部掲載)62

六十二.雷山小過 ☳ ☶ 小(陰)が過ぎて物事が滞る時

□小(しよう)過(か)は亨る。貞しきに利し。小事に可なり。大事に可ならず。飛(ひ)鳥(ちよう)、之が音(ね)を遺(のこ)す。上(のぼ)るに宜しからず、下るに宜し。大吉。
 小さいものが過ぎる、小さいことが過ぎる場合は、物事が上手く進んで行く。大事は不可。
◎象に曰く、山の上に雷(かみなり)有るは、小過なり。君子以て行いは恭(うやうや)しきに過ぎ、喪(も)は哀しみに過ぎ、用は儉(けん)に過ぐ。 ☆恭しさを少し過ぎる程度に、喪においては哀しみが少し過ぎる程度に、消費は倹約に少し過ぎる程度に、何事も小(陰)を少し過ぎる程度に抑えるべし。
○初六。飛(ひ)鳥(ちよう)、以(もつ)て凶。
 ☆才德乏しく下の位に居ながら上司九四の力を借りて分不相応な出世を謀ろうとする。
○六二。其(その)祖(そ)を過ぎ、其(その)妣(ひ)に遇ふ。其君に及ばず、其の臣に遇ふ。咎无し。
 ☆上の六五に接することができないので直ぐ上の九三にお願いすれば、相応の願いが叶う。
○九三。過ぎず、之を防ぐ。從って或(あるい)は之を戕(そこな)はば、凶。
 ☆傲岸不遜な上六と親しむと傲岸不遜になり、討ち滅ぼされるような禍(わざわい)を招き寄せる。


易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。

そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。

本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。

日本の教え研究家 白倉信司

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